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○個別事項(その4)について-7-1 (25 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00120.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第497回 11/17)《厚生労働省》 |
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ステップ⑤ 胚移植について
○ 得られた胚を、子宮腔内の適切な場所に、確実に侵襲なく移植する技術。新鮮胚を用いる方法と、凍結・融解
胚を用いる方法とがある。
【新鮮胚移植】
○ 採卵の2~5日後に胚移植を行う。
○ 調整卵巣刺激周期の場合は、黄体機能不全となる可能性が高く、黄体補充が必要となる。
【凍結胚移植】
○ 以前凍結しておいた胚を融解して移植を行う。
○ 移植時に胚のステージと子宮内膜を同期させる必要があり、自然排卵周期に移植する場合と、
ホルモン補充周期に移植する場合がある。
【ガイドラインの記載事項】
#
CQ
25 ○ 新鮮胚移植の有効性は?
Answer
1.全胚凍結後の凍結融解胚移植と比較し、新鮮胚移植は累積妊娠率・出生率は同等である。(B)
2.採卵決定時に血中プロゲステロン値上昇を認める場合に新鮮胚移植を避け凍結融解胚移植を行う。(B)
3.採卵決定時に菲薄な子宮内膜を認める場合に新鮮胚移植を避け凍結融解胚移植を行う。(C)
26 ○ 凍結胚移植の効果・安全性は? 1.high responderでは初回の凍結融解胚移植において、新鮮胚移植に比べて出生率を高める可能性がある。(B)
○
凍結融解胚移植は新鮮胚移植と
比較して有効か?
2.凍結融解胚移植が胎児の発育や母体の妊娠合併症の発症率に影響を及ぼす可能性が指摘されている。(B)
3.全胚凍結法は、本法の実施が有益であると考えられる症例に対して実施する。(A)
20 ○ 適切な移植胚数は?
1.SET は多胎妊娠抑制に有用である。(A)
2.胚移植は原則としてSETとする。(A)
3.35歳以上の女性、または2 回以上続けて妊娠不成立であった女性などについては、2胚移植(DET)を許容する。
(B)
24 ○ 黄体補充は?
1.新鮮胚移植においてプロゲステロン製剤を用いた黄体補充は不妊治療に有効である。(B)
2.黄体補充としてプロゲステロン製剤の投与経路は経口、経腟、筋肉注射のいずれも用いることができる。(B)
3.黄体補充は採卵日以降から、少なくとも妊娠判定陽性までは継続する。(B)
4.黄体補充として薬剤を使用する場合には、本CQの表1に記載された薬剤および投与量を参考にする。(B)
○
単一胚移植(single embryo
transfer、SET)は多胎妊娠抑制に
有用か?
○
新鮮胚移植における黄体補充は
生殖補助医療の成績向上に有効
か?
27 ○ 凍結胚移植におけるホルモン調 1.ホルモン調整周期は自然周期と妊娠率、出生率において同等の有効性をもつ。(A)
整周期は自然周期に比べ優れてい
るか?
○ 凍結融解胚移植におけるホルモ
ン調整周期は、自然周期と比較し
て有効か?
2.ホルモン調整周期ではエストロゲン製剤およびプロゲステロン製剤の投与経路、投与方法、投与量を適切に設定す
る。(B)
参考:「生殖医療の必修知識2020」(日本生殖医学会)、「生殖医療ガイドライン」(日本生殖医学会)
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○ 得られた胚を、子宮腔内の適切な場所に、確実に侵襲なく移植する技術。新鮮胚を用いる方法と、凍結・融解
胚を用いる方法とがある。
【新鮮胚移植】
○ 採卵の2~5日後に胚移植を行う。
○ 調整卵巣刺激周期の場合は、黄体機能不全となる可能性が高く、黄体補充が必要となる。
【凍結胚移植】
○ 以前凍結しておいた胚を融解して移植を行う。
○ 移植時に胚のステージと子宮内膜を同期させる必要があり、自然排卵周期に移植する場合と、
ホルモン補充周期に移植する場合がある。
【ガイドラインの記載事項】
#
CQ
25 ○ 新鮮胚移植の有効性は?
Answer
1.全胚凍結後の凍結融解胚移植と比較し、新鮮胚移植は累積妊娠率・出生率は同等である。(B)
2.採卵決定時に血中プロゲステロン値上昇を認める場合に新鮮胚移植を避け凍結融解胚移植を行う。(B)
3.採卵決定時に菲薄な子宮内膜を認める場合に新鮮胚移植を避け凍結融解胚移植を行う。(C)
26 ○ 凍結胚移植の効果・安全性は? 1.high responderでは初回の凍結融解胚移植において、新鮮胚移植に比べて出生率を高める可能性がある。(B)
○
凍結融解胚移植は新鮮胚移植と
比較して有効か?
2.凍結融解胚移植が胎児の発育や母体の妊娠合併症の発症率に影響を及ぼす可能性が指摘されている。(B)
3.全胚凍結法は、本法の実施が有益であると考えられる症例に対して実施する。(A)
20 ○ 適切な移植胚数は?
1.SET は多胎妊娠抑制に有用である。(A)
2.胚移植は原則としてSETとする。(A)
3.35歳以上の女性、または2 回以上続けて妊娠不成立であった女性などについては、2胚移植(DET)を許容する。
(B)
24 ○ 黄体補充は?
1.新鮮胚移植においてプロゲステロン製剤を用いた黄体補充は不妊治療に有効である。(B)
2.黄体補充としてプロゲステロン製剤の投与経路は経口、経腟、筋肉注射のいずれも用いることができる。(B)
3.黄体補充は採卵日以降から、少なくとも妊娠判定陽性までは継続する。(B)
4.黄体補充として薬剤を使用する場合には、本CQの表1に記載された薬剤および投与量を参考にする。(B)
○
単一胚移植(single embryo
transfer、SET)は多胎妊娠抑制に
有用か?
○
新鮮胚移植における黄体補充は
生殖補助医療の成績向上に有効
か?
27 ○ 凍結胚移植におけるホルモン調 1.ホルモン調整周期は自然周期と妊娠率、出生率において同等の有効性をもつ。(A)
整周期は自然周期に比べ優れてい
るか?
○ 凍結融解胚移植におけるホルモ
ン調整周期は、自然周期と比較し
て有効か?
2.ホルモン調整周期ではエストロゲン製剤およびプロゲステロン製剤の投与経路、投与方法、投与量を適切に設定す
る。(B)
参考:「生殖医療の必修知識2020」(日本生殖医学会)、「生殖医療ガイドライン」(日本生殖医学会)
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