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(参考資料4)医師の働き方改革に関する好事例 (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20985.html
出典情報 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第15回 9/15)《厚生労働省》
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3.医師間の業務整理及びタスク・シフト/シェア
事例3-1①:宿日直体制の見直し【聖路加国際病院】
平成30年度

開設主体 : 学校法人聖路加国際大学
所在地

: 東京都中央区

病床数

: 520床

医療勤務環境改善マネジメントシステムに基づく
医療機関の取組に対する支援の充実を図るための調査・研究事業

主たる医療機能 : 高度急性期

取組のきっかけ
労働基準監督署の調査をきっか
けに、夜間の宿直勤務において、
通常の勤務態様であるにもかか
わらず、時間外勤務手当と法定
深夜割増手当が支払われていな
いことが判明した。

取組の内容
医長、副医長、部長クラスにも夜間
勤務の対応を担ってもらい、医師間
の業務の平準化を行った。また、土
曜診療の段階的な縮小を行い、救急
部を残して原則廃止した。なお、土
曜診療見直しについては、院長名で
患者へ説明掲示を行った。

取組の効果
平成28年4月は94時間以上であった医師
の平均時間外労働時間が、平成29年3月
には41時間まで減少した。また患者への
メリハリのある対応も可能になった。

事例3-1②:宿日直体制の見直し【キラメキテラスヘルスケアホスピタル・加治木温泉病院】
令和元年度

医療勤務環境改善マネジメントシステムに基づく
医療機関の取組に対する支援の充実を図るための調査・研究事業

開設主体 : 医療法人玉昌会
所在地

: 鹿児島県鹿児島市・姶良市

病床数

: 449床

主たる医療機能 : 回復期

取組のきっかけ
地域のニーズに対応した病院
機能へ転換していくために、
医師の確保ならびに常勤医の
仕事の負担軽減の必要性を感
じていた。

取組の内容
常勤医師の当直明けの日勤を午
前中勤務のみへ変更し、あわせ
て当直室や当直手当等の見直し
を行い、外部からの当直医師
(非常勤)の受け入れ環境を整
えた。

取組の効果
精神的ストレスの軽減、スポット医師の増加、
医師充足率の増加、常勤医の当直率の減少、常
勤医が増えたことで、勤務医の負担を軽減し勤
務医がやりがいを持って本来のやるべき仕事に
注力できるようになったとの声があった。

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