よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


(参考資料4)医師の働き方改革に関する好事例 (38 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20985.html
出典情報 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第15回 9/15)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

7.ICT活用
事例7-2:AI問診の活用【長野中央病院】
令和2年度

医療機関の勤務環境マネジメント改革支援推進事業

開設主体 : 長野医療生活協同組合
所在地

: 長野県長野市

病床数

: 322床

主たる医療機能 : 急性期

取組のきっかけ
外来診察における待ち時間の長さ
が課題であり、診察の補助が求め
られていたものの、看護師も多忙
で対応できなかった。また、医師、
看護師ともにパソコン仕事の多さ
がモチベーションを下げていた。
これらを解決するために若手医師
を中心に取り組んだ。

取組の内容
AI問診のタブレット端末を患者が操
作し、問診を実施。問診結果は、自
然な医療言語に変換され、医師や看
護師のパソコン画面へ出力され、そ
れぞれが修正をしたうえで、カルテ
に確定保存。これを機に、問診業務
を看護師から事務職担当へ変更。

取組の効果
AIを活用し、医師、看護師の業務負荷の軽
減と、事務職のモチベーションアップを同
時に達成した。さらに、問診待ち時間を減
らす事にも成功。そして新しい技術の活用
に成功したことにより、院内に明るい
ニュースを提供できただけでなく、新しい
チャレンジを試みる雰囲気を作ることに成
功した。

事例7-3①:情報共有ツールの活用【淀川キリスト教病院】
令和2年度 医療分野の勤務環境改善マネジメントシステムに基づく
医療機関の取組に対する支援の充実を図るための調査・研究

開設主体 : 宗教法人 在日本南プレスピテリアンミッション

所在地

: 大阪府東淀川区

病床数

: 581床

主たる医療機能 : 急性期

取組のきっかけ

取組の内容

産婦人科において、妊娠や出産した女性
医師は当直やオンコールが免除されてい
た。その他医師の協力により勤務をカ
バーしていたものの、勤務時間が長時間
するにつれて勤務をカバーする医師たち
の不満が拡大していた。

当直翌日の休暇、夏季の長期休暇、
月2回平日の有給休暇取得、システ
ムを活用した産婦人科内の情報共有
ツールの活用等の継続的に取組を実
施している。

取組の効果
医師間で情報を共有するツールを
導入しているが、自由に発言が可
能な運用としているため、医師間
のコミュニケーションの向上に繋
がっている。医師が自ら業務を改
善しようとする意識が醸成された。

37

ページ内で利用されている画像ファイルです。