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(参考資料4)医師の働き方改革に関する好事例 (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20985.html
出典情報 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第15回 9/15)《厚生労働省》
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5.病棟マネジメント・業務マネジメント
事例5-7①:研修医の学習環境の向上【関東労災病院】
令和元年度

医療分野の勤務環境改善マネジメントシステムに基づく
医療機関の取組に対する支援の充実を図るための調査・研究事業

開設主体 : 独立行政法人労働健康安全機構
所在地

: 神奈川県川崎市

病床数

: 610床

主たる医療機能 : 急性期

取組のきっかけ

取組の内容

研修医から「日当直による長時
間労働によって、ミスの遠因と
なっている」というインシデン
トレポートが提出された。
長時間労働にならずに通常研修
と日当直の研修を両立する方策
を検討した。

変形労働時間制により日当直を所定労
働として管理するようにした。また命
令時間外に研修医が院内に居残ること
を希望する場合は、自発的な居残りで
あることを「自主的研修申告表」にて
記録に残す仕組みも構築した。

取組の効果
日当直を含め労働時間を管理できるように
なった。勤務と自主的研修を切り分け、労
働時間外に研修医が自主的に病院内に居残
る仕組みも構築できた。

事例5-7②:研修医の学習環境の向上【順天堂大学医学部附属静岡病院】
開設主体 : 学校法人順天堂
所在地

: 静岡県伊豆の国市

病床数

: 577床

令和2年度

医療機関の勤務環境マネジメント改革支援推進事業

主たる医療機能 : 急性期

取組のきっかけ

取組の内容

糖尿病内科ではローテートする
研修医が少なく、指導医も超過
勤務であり当直明けに帰りづら
い雰囲気があった。研修医に選
ばれることを目指し、研修成果
を上げることを目的に取り組み
を開始した。

当直明けの研修医は朝9時までの帰宅を促
すとともに、通常勤務内で仕事が終わるよ
う仕事内容を分担・調整、仕事量の調整に
は裁量権を持たせた。他科の併診患者の治
療プランを研修医が立案し指導医が確認す
ることとし経験を増やした。毎月改善策を
研修医より聴取し見直しを行った。

取組の効果
ローテを希望する研修医の数が増加。研修
医からは仕事の調整ができ自己効力感が増
したとの声が聞かれた。併診患者を研修医
が受け持ってくれること、病棟業務、負荷
試験などの実技も研修医が主体的に行うこ
とにより、指導医の業務量が軽減した。糖
尿病内科としての収益,紹介患者数も増加。

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