よむ、つかう、まなぶ。
参考資料2 薬害に関する授業実践事例集 (21 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00006.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第22回 3/13)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
・幼い頃、兄から「お前が生まれなかったら、こんな病気にはならなかっ
ただろう」 と言われたことを覚えている。きつい言葉だった。
・母はインターフェロン注射をしている。いまはこれしか治療法がない。
注射には頭が痛くなったりする副作用がある。
・父・兄・僕で、母がこなしていた家事をこなさなくてならず、大変だっ
た。精神的・体力的に疲れ、母のありがたみが分かつたように思う。
・少しでも母に長く生きてほしい。
・母の病気を代わってあげることはできない。 ただ、ウイルスがなくなる
のを祈るだけ。
・僕にできることは家の手伝いをして、少しでも母を助けることだろう。
そして、もっともっ と大事なことは、母が病気にかつてまでも産んでく
れた僕自身を大切にすることだと思う。
の〇スピーチを聞いてショックを受けた。 次男は、 自分のせいで病気になった
思っていた。 被害を受けた本人だけでなくて、家族も一緒に苦しんでき
た。また、輸血で肝炎になつたのなら運命だと思っていたが、放けること
ができるものだった。人災であると思った。
(伝えたいこと)
〇裁判の目標としては、国・製薬企業に責任を認めさせ、謝ってほしいとい
うことがあったが、それ以外に 3 つあった。①④原告になかつていなくても私
達と同じように被害に苦しお人達を救済してほしいこと、ぐ②安心して治療
を受けさせるための対策をしてほしいということ、③薬害肝炎で薬害を終
わりにしてほしいということ、薬害根絶。これら 3 つの目標があるため、
裁判が終わった今でも原告団として活動している。
〇皆さんに話すことで、 命の大切さ、人間としての尊和茂について考えてほし
い。 まずは、 病気のことを 「知る] ということ、そして 「知る」 ことから、
人の痛みを自分のことと思い、感性・想像力をさらに磨いていくことを願
つている。
1/
ただろう」 と言われたことを覚えている。きつい言葉だった。
・母はインターフェロン注射をしている。いまはこれしか治療法がない。
注射には頭が痛くなったりする副作用がある。
・父・兄・僕で、母がこなしていた家事をこなさなくてならず、大変だっ
た。精神的・体力的に疲れ、母のありがたみが分かつたように思う。
・少しでも母に長く生きてほしい。
・母の病気を代わってあげることはできない。 ただ、ウイルスがなくなる
のを祈るだけ。
・僕にできることは家の手伝いをして、少しでも母を助けることだろう。
そして、もっともっ と大事なことは、母が病気にかつてまでも産んでく
れた僕自身を大切にすることだと思う。
の〇スピーチを聞いてショックを受けた。 次男は、 自分のせいで病気になった
思っていた。 被害を受けた本人だけでなくて、家族も一緒に苦しんでき
た。また、輸血で肝炎になつたのなら運命だと思っていたが、放けること
ができるものだった。人災であると思った。
(伝えたいこと)
〇裁判の目標としては、国・製薬企業に責任を認めさせ、謝ってほしいとい
うことがあったが、それ以外に 3 つあった。①④原告になかつていなくても私
達と同じように被害に苦しお人達を救済してほしいこと、ぐ②安心して治療
を受けさせるための対策をしてほしいということ、③薬害肝炎で薬害を終
わりにしてほしいということ、薬害根絶。これら 3 つの目標があるため、
裁判が終わった今でも原告団として活動している。
〇皆さんに話すことで、 命の大切さ、人間としての尊和茂について考えてほし
い。 まずは、 病気のことを 「知る] ということ、そして 「知る」 ことから、
人の痛みを自分のことと思い、感性・想像力をさらに磨いていくことを願
つている。
1/