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参考資料2 薬害に関する授業実践事例集 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00006.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第22回 3/13)《厚生労働省》
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2. 中学生を対象にした社会科以外の教科等での実践例

(1 ) 枚方市立 杉中学校
対象学年 中学校第 2 、 3学年
教科等 総合的な学習の時間
障害とともに生きることについて考えるために、薬害問題につ
学習の目的 、。ー、
いて学ふ。
授業の流れ
【 1 時間目】

〇サリドマイド事件について特集した「薬褐の歳月]」 (NHK ETV) の録
画を視聴 (3 5分程度)

〇「薬害を学ほう」 を用いてサリドマイド事件について紹介 (p 1、p3、bp
6 について。 1 0分程度)

【 2 時間目】
増山ゆかり氏 ((公財) いしずえ サリドマイド福祉センター) による講演。
講演概要は下記の通り。
〇楽には主作用と副作用がある。 副作用は、 風邪薬を飲んで表がおむかおむかする、
注射を打つったところが腫れるというようなもの。

〇薬害という言葉があるが、副作用を越えた被害が薬害であると考えている。
例えばサリドマイドは、つわり止めとして妊婦が服用し、障害のある子供が
生まれている。リスクとベネフィットのバランスがとれておらず、薬として
成り立たない。

〇また、薬害には人災という側面ちあり、適切な対応がされなかったため被害
が生じしてしまったものと言うこともできると考えている。 サリドマイドが外
国で販売停止と上なつったときに日本でも回収していれば、 被害に適わずに済ん
だ方も多い。

〇障害があり、生きたいように生きられないことが多かったが、「鋼けたくな
い」 という気持ちも強かった。助けてくれる人も多くいた。
〇就職したとき、手を使う仕事は難しいだろうから、通訳が向いているのでは
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