第 148 回先進医療技術審査部会からの指摘事項
先進医療技術名： 生体肝移植術
2023 年５月 19 日
所属・氏名： 京都大学肝胆膵・移植外科 波多野悦朗
※照会に伴い変更が生じた場合は、関係書類も併せて修正してください。
１． ドナーへの同意説明文書・同意文書に関して、ドナーに関する体制について説明
文書から読み取れません。ドナーがご自身の意思で参加し、参加に対する悩みや同意
撤回についても相談できる相手や場所といった情報を加えるのが適当であると考えま
す。
移植学会や日本肝移植学会の指針に基づき体制（カウンセラーやコーディネーター
配置、ドナー外来等）を整えておられると思いますが、そういったことが読み取れる
一文の追記をお願いいたします。
【回答】
ご指摘いただきありがとうございます。
生体肝移植施設では日本肝移植学会、および日本移植学会の倫理指針に基づき、「肝移
植ドナー外来」という窓口が設置されています。ここでは、ドナーの方の気持ちに寄り
添いながら移植前、および手術後の長期の経過観察に応じることを可能とした外来が
用意されています。また、同指針に基づき、術前にドナーになることが本当に自発的な
意思に基づいているか、周囲からの精神的な圧力がないかなど、を移植チームの第三者
である精神科の先生の面談も行ったうえで、最終的なドナーの意思を確認するととも
に、様々な悩みや相談に乗っています。
肝移植ドナー外来窓口については日本肝移植学会の「ドナー外来連絡先」に各施設の外
来窓口について案内されています。
日本肝移植学会 ドナー外来連絡先
http://jlts.umin.ac.jp/livedonors/index.html
ドナーへの同意説明文書
P.13
２２．お問い合わせ先
生体肝移植施設では日本肝移植学会、および日本移植学会の倫理指針に基づき、「肝移
植ドナー外来」という窓口が設置されています。ここでは、ドナーの方の気持ちに寄り
添いながら移植前、および手術後の長期の経過観察に応じることを可能とした外来が
用意されています。また、同指針に基づき、術前にドナーになることが本当に自発的な
意思に基づいているか、周囲からの精神的な圧力がないかなど、を移植チームの第三者

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