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別紙3○先進医療Bに係る新規技術の科学的評価等について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00058.html
出典情報 先進医療会議(第122回 6/8)《厚生労働省》
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先進医療会議の事前照会事項に対する回答3

先進医療技術名: 切除不能大腸癌肝転移に対する生体肝移植術
2023 年 6月 5日
所属・氏名:肝胆膵・移植外科 波多野悦朗

(同意説明文書について)
1.ドナーの方への説明用紙「ドナーとなる方へ」の3ページ目~4ページ目にかけてにある、「4.大腸
癌肝転移に対する生体肝移植について」のセクションについてです。
1.一定の条件の下で、5年生存率される方が 83%まで向上する、と記載されております。この説明は
期待を大きく持たせるものですが、実際に「参加できる方」の条件を満たせる方の割合が、どのくらい
かを示すのはいかがでしょうか。ドナーとなる方からも、関心が高い事項かと考えました。
2.「生体肝移植により病気の完全治癒を目指す」、という大きく期待を持たせる記述がございます。た
だ一方で、今回の生体肝移植術は、これまで本邦においては、未だ保険適用にいたっておらず、有
効性・安全性が不十分な技術であると認識しております。こちらの記述について、例えば、「本邦にお
いては、未だ有効性・安全性が不十分であり保険適用に至っていない技術である」こともご理解いた
だくような記述を追記するのはいかがでしょうか。
【回答】

1.

貴重なご指摘をいただきありがとうございます。過度な期待を持たせてしまうことがないよう、下記の
ように追記いたしました。
ドナー説明文書 P.4
レシピエント説明文書 P.4
4.大腸癌肝転移に対する生体肝移植について
一方で、切除不能大腸癌肝転移の患者さんの中で実際に肝移植を施行できる方の数は決して多く
ありません。海外の報告では、紹介された患者さんの約 1 割程度とされており、今回の臨床研究に
おいても全国の 11 医療機関を合わせても5年間で 23 例程度と見込んでいます。

2.

貴重なご指摘をいただきありがとうございます。大きな期待を持っていただける反面、安全性が未確
定の技術であることも十分に認識していただくことは重要と認識しております。そこで、下記のように
追記いたしました。

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