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別紙3○先進医療Bに係る新規技術の科学的評価等について (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00058.html
出典情報 先進医療会議(第122回 6/8)《厚生労働省》
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概要:切除不能大腸癌肝転移に対する生体肝移植
背景:

大腸癌肝転移において切除が不能の場合、治療は緩和的化学療法しかないため、根治は出来ず予後も不良である。しかし、転移巣が肝臓
に限局する場合は、肝臓を入れ替える(肝移植を行う)ことで根治できる可能性、または予後の改善を期待できる。

目的:

切除不能大腸癌肝転移に対して生体肝移植を行い、癌の根治・予後の改善を目的とする
シェーマ

切除不能肝転移のイメージ

MRI画像

試験
参加
意志
確認

症例
候補




生体ドナー
候補者の
有無










適応中央
判定
委員会












生体
ドナー
評価


















ドナー評価

レシピエント評価

生体肝移植術の概要
主な適格基準(組み入れ基準)
• 切除不能肝転移を有し、転移巣が肝臓のみ
• 肝臓以外の遠隔転移の既往がないこと。ただし、肺
転移については3個以内で、治療後6か月以上再
発がない症例は適格
• 化学療法が施行されている
主な除外基準
• 化学療法において進行(PD)と判断される
• 通常診療における生体肝移植で適応外とされる症例
主要評価項目: 術後3年生存割合
副次評価項目: 術後2~3年無再発生存割合および
グラフト生存割合
術後30日および90日生存割合
術後合併症など

・レシピエントの肝臓を摘出し、ドナーの肝臓を移植する
・ドナーから摘出した肝臓(グラフト)は左葉または右葉を用いることが多い
ドナー手術

レシピエント手術

左葉を用いる場合

肝臓を全て摘出

左葉の場合

右葉の場合

21

右葉を用いる場合

生体
肝移植