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総-2参考1○最適使用推進ガイドラインについて (26 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00190.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第546回 6/14)《厚生労働省》 |
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【用法・用量】
本剤の母集団薬物動態モデルを利用したシミュレーションにより、本剤 3 mg/kg(体
重)又は 240 mg を 2 週間間隔で投与した際の本剤の血清中濃度が検討された。その結
果、本剤 240 mg を投与した際の曝露量は、本剤 3 mg/kg を投与した際の曝露量と比較
して高値を示すと予測されたものの、日本人患者において忍容性が確認されている用
法・用量(10 mg/kg を 2 週間間隔で投与)で本剤を投与した際の曝露量と比較して低値
を示すと予測された(下表)
。加えて、複数の癌腫におけるデータに基づき、本剤 3 mg/kg
(体重)又は 240 mg を 2 週間間隔で投与した際の本剤の曝露量と有効性又は安全性と
の関連を検討する曝露反応モデルが構築され、当該関連について検討が行われた結果、
上記の用法・用量の間で有効性及び安全性に明確な差異はないと予測された。また、非
小細胞肺癌患者におけるデータに基づき構築した曝露反応モデルを利用して、本剤 3
mg/kg(2 週間間隔で投与)
、240 mg(2 週間間隔で投与)又は 360 mg(3 週間間隔で投
与)とイピリムマブ 1 mg/kg(6 週間間隔で投与)を併用した際の安全性を検討した結
果、上記の用法・用量の間で安全性に明確な差異はないと予測された。
表 11 本剤の薬物動態パラメータ
Cmax
Cmind14
Cavgd14
Cmax,ss
Cmin,ss
Cavg,ss
用法・用量
(µg/mL)
(µg/mL)
(µg/mL)
(µg/mL)
(µg/mL)
(µg/mL)
51.6
16.6
24.3
113
62.1
77.6
3 mg/kg Q2W
(35.2, 70.8) (10.7, 24.5) (17.1, 33.9) (75.0, 171) (27.1, 107) (42.1, 127)
72.7
23.5
34.1
159
87.8
109
240 mg Q2W
(51.1, 103) (15.2, 34.6) (25.1, 47.8) (102, 254) (41.5, 158) (62.1, 187)
191
61.3
90.8
398
217
278
10 mg/kg Q2W
(147, 219) (51.2, 79.2) (79.0, 114) (331, 532) (184, 313) (237, 386)
中央値(5%点, 95%点)
、Q2W:2週間間隔、Cmax:初回投与後の最高血清中濃度、Cmind14:初回投与後14
日目における最低血清中濃度、Cavgd14:初回投与後14日目までの平均血清中濃度、Cmax,ss:定常状態にお
ける最高血清中濃度、Cmin,ss:定常状態における最低血清中濃度、Cavg,ss:定常状態における平均血清中
濃度
また、本剤の母集団薬物動態モデルを利用したシミュレーションにより、本剤 480 mg
を 4 週間間隔で投与又は既承認の用法・用量等で投与した際の本剤の血清中濃度が検討
された。その結果、本剤 480 mg を 4 週間間隔で投与した際の定常状態における平均血
清中濃度(以下、「Cavg,ss」という。)は、本剤 240 mg を 2 週間間隔で投与した際の Cavg,ss
と類似すると予測された(下表)。また、本剤 480 mg を 4 週間間隔で投与した際の定
常状態における最高血清中濃度(以下、「Cmax,ss」という。)は、本剤 240 mg を 2 週間
間隔で投与した際の Cmax,ss と比較して高値を示すと予測されたものの、日本人患者にお
いて忍容性が確認されている用法・用量(10 mg/kg を 2 週間間隔で投与)で本剤を投与
した際の Cmax,ss と比較して低値を示すと予測された(下表)。加えて、複数の癌腫にお
けるデータに基づき、本剤 3 mg/kg(体重)または 240 mg を 2 週間間隔、若しくは本剤
480 mg を 4 週間間隔で投与した際の本剤の曝露量と有効性又は安全性との関連を検討
する曝露反応モデルが構築され、当該関連について検討が行われた結果、上記の用法・
用量の間で有効性及び安全性に明確な差異はないと予測された。
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本剤の母集団薬物動態モデルを利用したシミュレーションにより、本剤 3 mg/kg(体
重)又は 240 mg を 2 週間間隔で投与した際の本剤の血清中濃度が検討された。その結
果、本剤 240 mg を投与した際の曝露量は、本剤 3 mg/kg を投与した際の曝露量と比較
して高値を示すと予測されたものの、日本人患者において忍容性が確認されている用
法・用量(10 mg/kg を 2 週間間隔で投与)で本剤を投与した際の曝露量と比較して低値
を示すと予測された(下表)
。加えて、複数の癌腫におけるデータに基づき、本剤 3 mg/kg
(体重)又は 240 mg を 2 週間間隔で投与した際の本剤の曝露量と有効性又は安全性と
の関連を検討する曝露反応モデルが構築され、当該関連について検討が行われた結果、
上記の用法・用量の間で有効性及び安全性に明確な差異はないと予測された。また、非
小細胞肺癌患者におけるデータに基づき構築した曝露反応モデルを利用して、本剤 3
mg/kg(2 週間間隔で投与)
、240 mg(2 週間間隔で投与)又は 360 mg(3 週間間隔で投
与)とイピリムマブ 1 mg/kg(6 週間間隔で投与)を併用した際の安全性を検討した結
果、上記の用法・用量の間で安全性に明確な差異はないと予測された。
表 11 本剤の薬物動態パラメータ
Cmax
Cmind14
Cavgd14
Cmax,ss
Cmin,ss
Cavg,ss
用法・用量
(µg/mL)
(µg/mL)
(µg/mL)
(µg/mL)
(µg/mL)
(µg/mL)
51.6
16.6
24.3
113
62.1
77.6
3 mg/kg Q2W
(35.2, 70.8) (10.7, 24.5) (17.1, 33.9) (75.0, 171) (27.1, 107) (42.1, 127)
72.7
23.5
34.1
159
87.8
109
240 mg Q2W
(51.1, 103) (15.2, 34.6) (25.1, 47.8) (102, 254) (41.5, 158) (62.1, 187)
191
61.3
90.8
398
217
278
10 mg/kg Q2W
(147, 219) (51.2, 79.2) (79.0, 114) (331, 532) (184, 313) (237, 386)
中央値(5%点, 95%点)
、Q2W:2週間間隔、Cmax:初回投与後の最高血清中濃度、Cmind14:初回投与後14
日目における最低血清中濃度、Cavgd14:初回投与後14日目までの平均血清中濃度、Cmax,ss:定常状態にお
ける最高血清中濃度、Cmin,ss:定常状態における最低血清中濃度、Cavg,ss:定常状態における平均血清中
濃度
また、本剤の母集団薬物動態モデルを利用したシミュレーションにより、本剤 480 mg
を 4 週間間隔で投与又は既承認の用法・用量等で投与した際の本剤の血清中濃度が検討
された。その結果、本剤 480 mg を 4 週間間隔で投与した際の定常状態における平均血
清中濃度(以下、「Cavg,ss」という。)は、本剤 240 mg を 2 週間間隔で投与した際の Cavg,ss
と類似すると予測された(下表)。また、本剤 480 mg を 4 週間間隔で投与した際の定
常状態における最高血清中濃度(以下、「Cmax,ss」という。)は、本剤 240 mg を 2 週間
間隔で投与した際の Cmax,ss と比較して高値を示すと予測されたものの、日本人患者にお
いて忍容性が確認されている用法・用量(10 mg/kg を 2 週間間隔で投与)で本剤を投与
した際の Cmax,ss と比較して低値を示すと予測された(下表)。加えて、複数の癌腫にお
けるデータに基づき、本剤 3 mg/kg(体重)または 240 mg を 2 週間間隔、若しくは本剤
480 mg を 4 週間間隔で投与した際の本剤の曝露量と有効性又は安全性との関連を検討
する曝露反応モデルが構築され、当該関連について検討が行われた結果、上記の用法・
用量の間で有効性及び安全性に明確な差異はないと予測された。
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