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総-2参考1○最適使用推進ガイドラインについて (34 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00190.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第546回 6/14)《厚生労働省》 |
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6.投与に際して留意すべき事項
① 添付文書等に加え、製造販売業者が提供する資料等に基づき本剤の特性及び適正使
用のために必要な情報を十分に理解してから使用すること。
② 治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得
てから投与すること。
③ プラチナ製剤を含む化学療法歴を有する非扁平上皮癌においては、PD-L1 発現率も
確認した上で本剤の単独投与の可否を判断することが望ましいが、PD-L1 発現率が
確認できない場合には、本剤の使用の適否を適切に判断した上で投与すること。
④ 主な副作用のマネジメントについて
間質性肺疾患があらわれることがあるので、本剤の投与にあたっては、臨床症
状(呼吸困難、咳嗽、発熱等)の確認及び胸部 X 線検査の実施等、観察を十分
に行うこと。また、必要に応じて胸部 CT、血清マーカー等の検査を実施する
こと。
本剤の投与は重度の infusion reaction に備えて緊急時に十分な対応のできる準
備を行った上で開始すること。また、2 回目以降の本剤投与時に infusion reaction
があらわれることもあるので、本剤投与中及び本剤投与終了後はバイタルサイ
ンを測定する等、患者の状態を十分に観察すること。なお、infusion reaction を
発現した場合には、全ての徴候及び症状が完全に回復するまで患者を十分観察
すること。
甲状腺機能障害、下垂体機能障害及び副腎障害があらわれることがあるので、
本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的に内分泌機能検査(TSH、遊離 T3、
遊離 T4、ACTH、血中コルチゾール等の測定)を実施すること。
本剤の投与により、過度の免疫反応に起因すると考えられる様々な疾患や病態
があらわれることがある。異常が認められた場合には、発現した事象に応じた
専門的な知識と経験を持つ医師と連携して適切な鑑別診断を行い、過度の免疫
反応による副作用が疑われる場合には、本剤の休薬又は中止、及び副腎皮質ホ
ルモン剤の投与等を考慮すること。なお、副腎皮質ホルモンの投与により副作
用の改善が認められない場合には、副腎皮質ホルモン以外の免疫抑制剤の追加
も考慮する。
投与終了後、数週間から数カ月経過してから副作用が発現することがあるため、
本剤の投与終了後にも副作用の発現に十分に注意する。
1 型糖尿病(劇症 1 型糖尿病を含む)があらわれ、糖尿病性ケトアシドーシス
に至ることがあるので、口渇、悪心、嘔吐等の症状の発現や血糖値の上昇に十
分注意すること。1 型糖尿病が疑われた場合には投与を中止し、インスリン製
剤の投与等の適切な処置を行うこと。
劇症肝炎、肝不全、肝機能障害、肝炎、硬化性胆管炎があらわれることがある
ので、定期的に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観察すること。
ぶどう膜炎があらわれることがあるので、眼の異常の有無を定期的に確認する
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① 添付文書等に加え、製造販売業者が提供する資料等に基づき本剤の特性及び適正使
用のために必要な情報を十分に理解してから使用すること。
② 治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得
てから投与すること。
③ プラチナ製剤を含む化学療法歴を有する非扁平上皮癌においては、PD-L1 発現率も
確認した上で本剤の単独投与の可否を判断することが望ましいが、PD-L1 発現率が
確認できない場合には、本剤の使用の適否を適切に判断した上で投与すること。
④ 主な副作用のマネジメントについて
間質性肺疾患があらわれることがあるので、本剤の投与にあたっては、臨床症
状(呼吸困難、咳嗽、発熱等)の確認及び胸部 X 線検査の実施等、観察を十分
に行うこと。また、必要に応じて胸部 CT、血清マーカー等の検査を実施する
こと。
本剤の投与は重度の infusion reaction に備えて緊急時に十分な対応のできる準
備を行った上で開始すること。また、2 回目以降の本剤投与時に infusion reaction
があらわれることもあるので、本剤投与中及び本剤投与終了後はバイタルサイ
ンを測定する等、患者の状態を十分に観察すること。なお、infusion reaction を
発現した場合には、全ての徴候及び症状が完全に回復するまで患者を十分観察
すること。
甲状腺機能障害、下垂体機能障害及び副腎障害があらわれることがあるので、
本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的に内分泌機能検査(TSH、遊離 T3、
遊離 T4、ACTH、血中コルチゾール等の測定)を実施すること。
本剤の投与により、過度の免疫反応に起因すると考えられる様々な疾患や病態
があらわれることがある。異常が認められた場合には、発現した事象に応じた
専門的な知識と経験を持つ医師と連携して適切な鑑別診断を行い、過度の免疫
反応による副作用が疑われる場合には、本剤の休薬又は中止、及び副腎皮質ホ
ルモン剤の投与等を考慮すること。なお、副腎皮質ホルモンの投与により副作
用の改善が認められない場合には、副腎皮質ホルモン以外の免疫抑制剤の追加
も考慮する。
投与終了後、数週間から数カ月経過してから副作用が発現することがあるため、
本剤の投与終了後にも副作用の発現に十分に注意する。
1 型糖尿病(劇症 1 型糖尿病を含む)があらわれ、糖尿病性ケトアシドーシス
に至ることがあるので、口渇、悪心、嘔吐等の症状の発現や血糖値の上昇に十
分注意すること。1 型糖尿病が疑われた場合には投与を中止し、インスリン製
剤の投与等の適切な処置を行うこと。
劇症肝炎、肝不全、肝機能障害、肝炎、硬化性胆管炎があらわれることがある
ので、定期的に肝機能検査を行い、患者の状態を十分に観察すること。
ぶどう膜炎があらわれることがあるので、眼の異常の有無を定期的に確認する
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