-
2016年02月23日(火)
[労働衛生] がんなど疾病治療と職業生活の両立支援へガイドライン 厚労省
- 厚生労働省は2月23日、「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」を公表した。がん・脳卒中・心疾患・糖尿病・肝炎などの疾病を抱える労働者に対して、職場で適切な就業上の措置や治療への配慮がされるよう、取り組み方法をまとめたもの(p1参照)。 これらの疾病は治療技術の進歩などのため、「不治の病」から「長く付き合う病気」に変わり、治療しながら仕事を継続できるようになった一方、仕事で・・・
-
2016年01月27日(水)
[改定速報] 地域包括ケア病棟、包括範囲から手術、麻酔除く 中医協・総会3
- 1月27日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、個別改定項目の「短冊」で、このほか、「地域包括ケア病棟入院料」や「療養病棟」に関する改定内容も示されている。●地域包括ケア病棟入院料 地域包括ケアシステムにおいて比較的軽度な急性期患者に対する入院医療を整備するため、【地域包括ケア病棟入院料(入院医療管理料を含む)】の包括範囲から、手術、麻酔にかかる費用を除外する(p141参照)。 また、集中治療室等・・・
-
2015年12月11日(金)
[改定速報] 脳卒中ケアユニット、医師の経験年数の基準緩和 中医協・総会2
- 12月11日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、2016年度の診療報酬改定に向けて、「勤務医等の負担軽減」について、(1)医師事務作業補助者―のほか、(2)夜間等における医師の負担軽減、(3)手術・処置の時間外等加算1、(4)看護職員の負担軽減、(5)認知療法・認知行動療法―などを議論した。 (2)に関して、脳卒中ケアユニットの施設基準は現在、「当該保険医療機関内に、神経内科または脳神経外科の経験を5年以上有・・・
-
2015年10月28日(水)
[改定速報] 入院中の他医療機関の受診で減算率を緩和 中医協・総会2
- 10月28日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、「入院医療」をテーマに、(1)地域包括ケア病棟、(2)慢性期入院医療―のほか、(3)入院中の他医療機関の受診、(4)退院支援―も議論されている。(2)では、「脳卒中患者に関する慢性期医療」に関しても議題となった。【特殊疾患病棟入院料】、【障害者施設等入院基本料】などでは、特性に応じた患者が入院できるよう、入院対象患者が定められているが、意識障害を有する脳・・・
-
2015年10月27日(火)
[健康] 脳卒中の早期発見・予防に関するシンポを開催 東京都
- 東京都は12月12日に、「脳卒中の早期発見および予防に関するシンポジウム」を開催する。脳卒中を発症しないために日頃から行う予防法や、脳卒中の初期症状からの早期発見・対応法など、脳卒中の正しい知識を促進するため、一般都民を対象として実施される(p1参照)。 シンポジウムでは、基調講演「脳卒中から身を守るために今できること」、「万が一脳卒中になったらどうすればよいか」、「私の脳卒中体験談」、および、専・・・
-
2015年10月26日(月)
[改定速報] 特定内科診療の髄膜炎薬剤を評価対象から削除 DPC分科会3
- 10月26日の「診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会」では、(1)機能評価係数I(p4~p6参照)、(2)機能評価係数II(p7~p9参照)―のほか、(3)退院患者調査の見直し(p10~p13参照)、(4)適切な医療機関群のあり方・基礎係数の見直し(p14~p16参照)、(5)CCPマトリックスの検討結果(p17~p19参照)―も議論した。 (4)は、前回(10月14日)の分科会で、II群の【実施要件3】の「高度な医療技術」として、「特・・・
-
2015年10月14日(水)
[改定速報] 実施要件3の高度な医療技術に特定内科診療の実績 DPC分科会1
- 厚生労働省は10月14日、「診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会」を開催し、(1)退院患者調査の見直し、(2)2015年度特別調査(アンケート)の結果報告案、(3)請求の仕組み、(4)適切な医療機関群のあり方・基礎係数の見直し、(5)機能評価係数II―などを議題とした(10月15日に続報をお伝えします)。 (4)では、適切な医療機関群のあり方に関し、厚労省は2014年10月8日の中医協基本問題小委員会で、I群を大学病院本院、・・・
-
2015年08月20日(木)
[医療改革] 国立研究開発6法人が取り組みを説明 臨床開発環境整備推進会議
-
- 臨床開発環境整備推進会議(第1回 8/20)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医政局 研究開発振興課、医療経営支援課、医薬食品局 医療機器・再生医療等製品担当参事官室 カテゴリ: 医療制度改革 医療提供体制 医学・薬学
-
2015年08月18日(火)
[医療改革] 2025年の都内2次医療圏別の患者伸び率を推計 都医療構想部会
- 東京都は8月18日、「都地域医療構想策定部会」を開催し、将来のあるべき医療提供体制を議題とした。2013年から2025年の病床機能(高度急性期、急性期、回復期、慢性期・在宅)ごとの「2次保健医療圏別の患者伸び率と自圏域完結率」が示されている。 2025年の高度急性期の総医療需要では、患者数の伸び率は主な医療圏ごとに、区中央部(内訳の各区は文末に表記)は9.8%増(自圏域完結率57.9%)、区西南部11.6%増(同56.3%)・・・
-
2015年07月08日(水)
[医学研究] 心不全や脳梗塞に関する老年学講座 都健康長寿医療センター
-
- 老年学・老年医学公開講座 「紹介します!高齢者にやさしい最新医療」(第139回 7/8)《独立行政法人東京都健康長寿医療センター》
- 発信元:東京都健康長寿医療センター 経営企画局 事業推進課 カテゴリ: 医学・薬学 高齢者
-
2015年06月24日(水)
[健康] 屋内全面禁煙で急性心筋梗塞や狭心症が減少と説明 たばこ専門委
-
- 厚生科学審議会 地域保健健康増進栄養部会 たばこの健康影響評価専門委員会(第7回 6/24)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 保健・健康 医学・薬学
-
2015年05月29日(金)
[診療報酬] 慢性期、医療区分3で3割が医師の見直し不要 入院分科会2
- 5月29日の診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」では、このほか、(3)慢性期入院医療のあり方―の2014年度調査結果速報が示された(関連記事・入院分科会1参照)。 前回改定では療養病棟における在宅復帰機能を評価する【在宅復帰機能強化加算】が新設された。 調査結果では、【療養病棟入院基本料1】を届出ている施設(82施設)の24%で、在宅復帰機能強化加算(強化加算)を届出。また、加算を届出ている病・・・
-
2015年05月08日(金)
[規制改革] インバウンドで日本式医療ショーケース化提案 政府WG
- 政府は5月8日、産業競争力会議の「改革2020ワーキンググループ(WG)」を開催し、関係省庁からヒアリングした。 今回は、内閣官房健康・医療戦略室が、医療国際展開(インバウンド)について説明した。「2020年の日本式医療ショーケース化」として、とくに海外に発信したい日本の医療を実際に体験してもらう拠点(既存の医療機関など)をショーケース化する案を提示。イメージとして、海外で明確な治療が存在していない医療と、・・・
-
2015年03月30日(月)
[医療提供体制] 長期療養の在宅医療希望者が32.6%占める 東京都調査
- 東京都は3月30日、「都民の健康と医療に関する実態と意識」の調査結果を公表した。都内住民の健康と医療に関する実態と意識を把握することにより、施策充実のための基礎資料を得ることが目的で、今回は2014年10月15日を基準日とし、都内に居住する6,000世帯と20歳以上の世帯員を対象とした。世帯の回収率は60.0%で、このうち世帯員6,403人から回答を得た(p2参照)。 質問では、在宅医療の希望や実現可能性に関する項目を設・・・
-
2015年03月04日(水)
[診療報酬] 地域包括ケア病棟等の強化のあり方検討へ 中医協・総会2
- 3月4日の中央社会保険医療協議会「総会」では、このほか、(2)地域包括ケア病棟・病床、回復期入院医療(p63~p76参照)、(3)慢性期入院医療(p79~p106参照)―が議論された。 (2)では、高齢化により、複数の傷病をもち嚥下機能障害等を併発するなど、日常生活機能の低下した患者が多くなっており、在宅復帰を進めるためには、さまざまな心身機能への対応や、介護サービスなど社会資源の利用に関する調整が鍵を握って・・・
-
2014年11月06日(木)
[介護] 看取りや認知症対応充実した「機能強化型」介護療養を厚労省提案
- 厚生労働省は11月6日に、社会保障審議会の「介護給付費分科会」を開催した。 この日は、平成27年度介護報酬改定に向けて(1)介護老人保健施設(p4~p23参照)(2)介護療養型医療施設(p24~p39参照)(3)介護保険3施設における口腔・栄養に関する報酬・基準(p40~p53参照)―の3点を議題とした。◆看取りや認知症対応を強化した介護療養の基本報酬を高くする提案 まず(2)の介護療養型医療施設について見てみよう・・・
-
2014年11月06日(木)
[介護] 「生活機能向上リハ」等、高齢者リハの新体系を検討会でとりまとめ
- 厚生労働省は11月6日に、「高齢者の地域におけるリハビリテーションの新たな在り方検討会」を開催した。 この日は、報告書の中間とりまとめを行った(正確には、提案内容のみが了承されており、内容を文書化した報告書は後日改めてとりまとめられる)。 報告書(提案内容)は親会議である社会保障審議会・介護給付費分科会に近く報告され、そこで平成27年度介護報酬改定案としての議論に付されることになる。 なお、後述する・・・
-
2014年10月31日(金)
[医療提供体制] 高度急性期等の定量基準、医療資源投入量をベースに検討
- 厚生労働省は10月31日に、「地域医療構想策定ガイドライン等に関する検討会」を開催した。 この日は、「平成37年(2025年)の医療需要」の推計方法について議論したほか、在宅医療現場からのヒアリングを行った。◆医療資源投入量ベースに、高度急性期・急性期等を区分する定量基準を検討 前回(10月17日)会合では、平成37年(2025年)の医療需要・各医療機能の必要量を推計するにあたり、「『社会保障・税一体改革の【医療・・・・
-
2014年10月29日(水)
[介護] 個別短期集中・認知症短期集中・生活行為向上という新リハ体系創設
- 厚生労働省は10月29日に、「高齢者の地域におけるリハビリテーションの新たな在り方検討会」を開催した。 この日は、第1回・第2回の議論を踏まえた「報告書の骨子案」(p9~p30参照)が厚労省当局から示され、これに基づいた議論が行われた。 前回(10月15日)会合では、介護保険の居宅サービスにおけるリハビリについて次の4つの課題が整理された(p9参照)。【課題A】個別性を重視した適時適切なリハビリの実施【課題B・・・
-
2014年10月21日(火)
[医学研究] ヒトと近似した脳構造のサルで脳卒中を再現、治療法開発に有用
-
- ヒトの脳卒中を再現した新たな実験動物(サル)の開発に成功(10/21)《国立精神・神経医療研究センター》
- 発信元:国立精神・神経医療研究センター カテゴリ: 医学・薬学
-
2014年09月10日(水)
[診療報酬] 東日本大震災に係る診療報酬特例、27年3月までの延長を決定
- 厚生労働省は9月10日に、中医協総会を開催した。 この日は、(1)被災地特例(2)DPC機能評価係数II―について議論を行ったほか、新たな先進医療技術や最近の医療費、平成25年7月1日時点の施設基準届出などについて報告を受けている。 (1)の被災地特例は、東日本大震災に対応するための特例を継続すべきか否かという問題だ(p127~p132参照)。 震災の被災地では、医療従事者の不足や、1医療機関あたり患者数の増加(医療・・・
-
2014年06月26日(木)
[歯科医療] 歯・口腔に異常を感じる人の8割が未治療 日本歯科医師会調査
- 日本歯科医師会は6月26日に、「歯科医療に関する一般生活者意識調査」の結果を公表した。 全国の20~70代男女を対象に行われたもので、歯科医療に対する国民の認知度・理解度向上等を目的に、日歯の広報活動の一環として2005年(平成17年)から隔年で実施されている(p1参照)。 調査は、2014年(平成26年)3月4日から6日の間に、20~70代の男女1万人を対象にインターネットを介して行われた。事前に、歯科医師、歯科衛生・・・
-
2014年06月25日(水)
[医療保険] データヘルス計画の26年度中策定に向け、52の先行事例を紹介
- 厚生労働省は6月25日に、「モデルとなる『データヘルス計画』を策定する健康保険組合等」を公表した。 社会保障・税一体改革、さらには成長戦略(日本再興戦略)等においては、『国民の健康長寿を延伸する』ことを柱の1つに据え、その一環として「すべての健保組合等に対し、レセプト等データの分析や、加入者の健康保持増進のための『データヘルス計画(仮称)』策定・公表・実施などを求める」ことを打出している。 具体的に・・・
-
2014年06月18日(水)
[医薬品] ダイアモックス注射用の重篤な副作用リスクに注意呼びかけ
-
- ダイアモックス注射用による重篤な副作用の発生について(6/18)《日本脳卒中学会、日本脳神経外科学会、日本神経学会、日本核医学会》
- 発信元:日本脳卒中学会、日本脳神経外科学会、日本神経学会、日本核医学会 カテゴリ: 医薬品・医療機器
-
2014年05月14日(水)
[DPC] 28年度DPC改革に向け、医療機関群のあり方など基本部分をまず検討
- 厚生労働省は5月14日に、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会を開催した。 この日は、今後の検討課題とスケジュールを確認したほか、「病院指標の作成・公開」に関する特別調査の結果について厚労省当局から報告を受けた。◆ICD-10改訂への対応や、医療機関群の設定などが当面の検討テーマに まず今後の検討課題とスケジュールについて見てみよう(p118~p124参照)。 前回(4月18日)会合では、平成28年度のDPC制度改革に・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。