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参考資料2_看護学士課程教育におけるコアコンピテンシーと卒業時到達目標 (22 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/125/mext_00004.html
出典情報 看護学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂に関する連絡調整委員会(第1回 7/19)《文部科学省》
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 根拠に基づいた看護を提供する能力
「根拠に基づいた看護を提供する能力」とは、理論的知識や研究成果、看護実践における課題や 
疑問の解決に向けた、情報システムを活用した最新情報を用いることによって、安全で効果的なケア
のための科学的な根拠の探索を行い、そして、批判的思考を活用した信頼できる臨床判断と意思決定
によって、根拠に基づいた看護を提供する能力のことである。

卒業時の到達目標として次の  つを提示した。
 根拠に基づいた看護を提供するための理論的知識や先行研究の成果を探索し、活用できる。
これらの到達目標を達成するために必要な教育内容 例 を以下に示す。

①根拠に基づいた看護実践
根拠に基づいた看護実践のためには、適切かつ最新の情報を自ら探索し活用できることが重要とな
る。そのために、情報の収集・情報提供システムや文献の検索方法についての十分な理解が必要であ
る。
その時に利用可能な最善の研究成果としてエビデンスを看護に適用しながら、患者の意向を尊重し
つつ、看護実践する必要性を理解できる。また臨床知識を用いて研究成果の現場への適応を判断し、
資源の利用可能性を検討することを理解する。

②研究プロセスの理解と成果の活用
看護実践では、看護ニーズの判断、看護計画立案、個々の看護方法の選択・決定などが必須となる。
情報システムを活用し、理論的知識や研究成果、最新の情報を収集し、それらをクリティークするこ
とによって有用な情報(エビデンス)を取り出し、エビデンスに基づいて、より科学的で信頼できる
判断と看護方法の選択・決定をする必要がある。そのため文献クリティークの方法や、研究の基本的
方法と研究倫理、基本的な統計分析方法、研究成果の解釈と活用、基本的な疫学・保健統計などを理
解しておく必要がある。

③看護実践のための理論の活用
看護を実践するには、看護の論理的な構造を知り、看護の目的に向かって、対象を捉えるための知
識、看護ニーズの判断、看護計画立案、個々の看護方法の選択・決定などが必須となる。情報システ
ムを活用し、理論的知識や研究成果、最新の情報を収集し、それらを批判的に読み取り、理論的知識
や有用な情報を用いて、より科学的で信頼できる判断と看護方法の選択・決定をする能力が必要とな
る。

計画的に看護を実践する能力
「計画的に看護を実践する能力」とは、批判的思考・臨床的理由に基づき看護の方向性を決定し、
問題解決法による計画立案と実施、さらに看護実践を評価、改善していく能力のことである。

卒業時の到達目標として次の  つを提示した。


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