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入院・外来医療等の調査・評価分科会 入-1 (65 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00214.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度 第8回)《厚生労働省》
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課題と論点
(看護職員の負担軽減)
• 看護職員の負担軽減を図るため、診療報酬では主に、夜間の看護体制の充実及び看護補助者の業務分担・協働に対
して評価が行われている。
• 夜間の看護体制については、看護職員や看護補助者の加配に関する評価に加え、夜間における看護業務の負担軽減
に資する取組状況を評価している。看護職員と看護補助者との業務分担・協働の状況としては、以下の特徴があった。
- 備品搬送等の直接患者に係わらない業務は「看護補助者が主に担当」する割合が高いが、患者のADLや行動の見
守り・付添等、直接患者に提供されるケアは、「看護職員が主に担当」及び「看護職員と看護補助者との協働」する割
合が高い
- 一方で、看護職員が「負担が非常に大きい」と感じる業務としては、日中/夜間の患者のADLや行動の見守り・付添
や排泄に関する援助である
- 看護職員の業務負担軽減策としては、他職種の配置やタスクシェア/シフトに関するものとしては「病棟クラークの配
置」、「入退院支援部門のスタッフとの業務分担」、「看護補助者の配置」、「薬剤師の病棟配置」等、夜勤・交代勤務
の改善に関するものとしては「11時間以上の勤務間隔の確保」等が効果がある
• 令和4年度報酬改定で新設した看護補助体制充実加算について、急性期看護補助体制加算を届け出る施設では約4割、
看護補助加算を届け出る施設では2割超が届け出ていた。
(病院の薬剤師)
• チーム医療やタスク・シフト/シェアの推進の中で、医療機関における薬剤師の業務は集中治療室を含めた様々な病棟
薬剤業務や周術期における薬学管理にも広がってきており、医師の負担軽減及び医療の質向上への貢献の観点からも
評価されている。
• 診療報酬で評価されている業務が実施できない理由として薬剤師が不足していることが多く挙げられており、このため必
要な業務を十分実施することができない状況がある。

【論点】
○ 働き方改革に向けた継続的な取り組みが求められる中、これまでの医師をはじめとした医療従事者の働き方改革の取
組や、これまでの診療報酬上の対応を踏まえ、働き方改革の推進に対する診療報酬の評価の在り方について、どのように
考えるか。
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