よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


別添1 新しい時代の働き方に関する研究会 報告書 (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35850.html
出典情報 新しい時代の働き方に関する研究会 報告書(10/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第4

未来を担う全ての方へ

○ 経済のグローバル化、急速なデジタル化の進展により国際競争が激化する
とともに、国際政治環境の不安定化やウィズコロナ・ポストコロナ社会の到
来などにより、働くことの意義と働き方に対する働く人の考え方の個別・多
様化が進んだが、不確実な時代の中で、その傾向はこれからも強まると考え
られる。
○ 不確実な時代の中で働く人が幸せな職業人生を実現するには、自分の力で
働き方を選択し、キャリアプランを描けるようになることが大切であり、
① 一つの企業の中で自らの働く価値を見つけ、自分らしい働き方を実現し
成長していくこと、
② 転職やキャリアチェンジを通してキャリアアップを目指すこと、
③ 育児や介護、あるいは病気の治療といった事情を抱えていても、これら
と仕事とを両立できる環境の下で、働き続けること
のいずれの選択であっても働く人の未来の可能性を広げるものである。
○ そうした個人の選択を支援するため、全ての働く人の心身の健康を守るこ
とを前提に、働く人の多様性や主体性が活かされ、働く人が意欲や能力を
高めていくことができる仕組みを企業内と労働市場の両面から追求し具現
化していかなければならない。
○ 誰もが「人生の主人公」として自発的にキャリアを形成し、「働くこと」
に希望や期待を持てる環境を、働く人だけでなく、企業、社会、国が協働し
て創り上げていくことが、今まさに求められている。
○ 本報告書において、第1から第3までにおいて、今後の労働基準法制の課
題と方向性についてとりまとめたが、こうした個人の自発的なキャリア形成
や働き方の個別・多様化に対応するためには、行政による法制度等の整備は
もちろんのことであるが、未来を担う「企業」や「働く人」一人一人にも意
識、行動の変化が求められる。以下、政府に対しての提言に加え、未来を担
う「企業」や「働く人」に、今後期待することを示す。
○ これらの企業や働く人に期待することが行われることを通して、働く人一
人一人が心身の状態を良好に保ち、職業人生を充実させていくことを期待し
たい。

23