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別添1 新しい時代の働き方に関する研究会 報告書 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35850.html
出典情報 新しい時代の働き方に関する研究会 報告書(10/20)《厚生労働省》
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や勤務時間を選び、それぞれのワークスタイルに合った働き方をとることが
普及している。
○ こうした働き方の変化は、雇用契約の当事者である「労働者」いわゆる「正
規雇用」「非正規雇用」にとどまらず、フリーランス等を含む「働く人」全
体に見受けられる。

2.

個人と組織の関係性

○ 企業を取り巻く環境や労働市場の変化を踏まえ、個人と組織の関係性も変
化してきている。
(個人について)
・ 長期雇用の下で上司の指示に従い組織的に業務を遂行する等、これまでと
同様の働き方が馴染む労働者が多く存在する。一方、仕事に対する価値観や
生活スタイルの個別・多様化や、変化する環境に対応する必要性を背景にし
て、自発的なキャリア形成と、ライフステージ・キャリアステージにあわせ
た多様な働き方を求める労働者が増えている。
・ そのため、企業に対してライフステージ・キャリアステージの変化に応じ
て多様な働き方 6 をとることができることや、能力を高め、発揮し、豊かな
キャリアを形成できる機会の提供を求める者が増加している。
(組織について)
・ 企業を取り巻く環境、労働市場の変化に対応するためには、企業にとって
長期的な視点に立って優れた人材を確保し活用することが重要になってい
る。
・ 今後の人生 100 年時代においては、企業はこれまでと比べ、「柔軟な発想
で新しい考えを生み出すことのできる能力」を重視する方向に向かうと考え
られている 7。そのため企業では、長期雇用(雇用の安定が確保された中で
6

「ライフステージ」は、独身期などの相対的に仕事中心の生活ができる時期や、育児や
介護などによって相対的に仕事時間に制限のかかる時期など、働き方の選択や希望に影響
を与える。
7
独立行政法人労働政策研究・研修機構「人生 100 年時代のキャリア形成と雇用管理の課
題に関する調査」
(2020 年 12 月)は、企業が「これまで重視してきた能力」と「人生 100
年時代で求められる能力」の違いを明らかにしている。これによると「柔軟な発想で新し
い考えを生み出すことのできる能力」を「人生 100 年時代で求められる能力」とした企業
の割合は、
「これまで重視してきた能力」とした企業の割合を 32.7%上回る。
4