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資料7 日本経済団体連合会提出資料 (36 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai15/gijisidai.html
出典情報 全世代型社会保障構築会議(第15回 10/31)《内閣官房》
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2.目指すべき姿と改革の方向性
社会保障制度は、生涯にわたり国民の安心や生活の安定を支える重要なセー
フティネットであり、現在国が目指している「全世代型社会保障」は、高齢者
だけではなく、こども、子育て世代、さらには現役世代といった全ての世代の
将来への安心確保を目指すものである。
経済界としても「サステイナブルな資本主義」の実践に向け、分厚い中間層
の形成を目指す中で、全世代型社会保障の実現は、
「成長と分配の好循環」の基
盤となるものと位置付けている。
国民の安心確保は老後の社会保障給付の内容に限ったものではない。公正・
公平で、労働力人口の減少を踏まえた効率的な仕組みであること、適切な給付・
負担が行われること、働き方に中立な制度であること等が重要である。
全世代型社会保障が実現し、成長と分配の好循環が実現すれば、わが国の懸
案である少子化トレンドの反転にもつながることが期待される 3。

図表 15:サステイナブルな資本主義における社会保障制度改革の位置づけ

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企業として、持続的な賃金引上げ等により現役世代の可処分所得の増加を目指すこ
とで、希望する若年層の結婚・出産の希望の実現に貢献することは大前提である。

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