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総ー5○個別事項(その14)について (50 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00230.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第571回 12/8)《厚生労働省》
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アドヒアランス・コンコーダンス
○ 治療継続についてアドヒアランス・コンコーダンスといった考え方が導入されており、治療に
係る情報について、医師と患者が共通の理解を持つ重要性が示されている。
○ アドヒアランスは患者が病気や治療の必要性について理解し自発的、積極的に治療を続けることで、より望ましい姿
勢である。さらに、コンコーダンスという言葉には,患者がチームの一員として医師などの医療スタッフと対等な立場で話
し合い、合意のもとに治療方針を決定し続けていくことが含まれ,患者が病気と治療について十分な知識を備えること
が前提となる。
○ 服薬アドヒアランスは、血圧コントロールの良否とともに脳心血管病の発生・予後に関係する。
○ 良好なアドヒアランス、コンコーダンスを得るためには、高血圧がどのような病気であるか、治療の目的が標的臓器障
害と脳心血管病の予防であること、治療法(生活習慣の修正,薬物療法),治療により期待される効果と副作用、医療
経費などについて医師と患者が共通の理解をもつ必要がある。

医療スタッフが患者とパートナーシップを築き コンコーダンス医療を続ける方法
● 高血圧によるリスクと治療の有益性について話し合う
● 高血圧治療の情報を口頭、紙媒体、視聴覚資材でわかりやすく提供する
● 患者の合意,自主的な選択を尊重し、患者の生活に合った治療方針を決める
● 処方を単純化し、服薬回数、服薬錠数を減らす(合剤の使用,一包化調剤など)
● 家庭血圧の自己測定・記録を推奨し、その評価をフィードバックする
● 医療スタッフ(医師、看護師、薬剤師、管理栄養士)、患者、家族を含めた治療支援体制を作る
● 治療の費用や中断した場合に負担となるコストについて話し合う
● 服薬忘れの原因・理由について話し合い、特に副作用や心配・気がかりな問題に注意して、必要であれ
ば薬剤の変更を考慮する

【出典】高血圧治療ガイドライン2019

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