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総ー5○個別事項(その14)について (81 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00230.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第571回 12/8)《厚生労働省》 |
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糖尿病患者に対する医科歯科連携の有効性
中医協 総-8
5 . 6 .2 1
糖尿病診療ガイドライン2019(日本糖尿病学会)
・歯周病は、慢性炎症として血糖コントロールに悪影響を及ぼすことが疫学的に示されている
・2型糖尿病では歯周治療により血糖が改善する可能性があり※ 、推奨される(推奨グレードA) 《参考1》
(※文献の相違があるものの、共通して歯周基本治療後に、HbA1cが0.29~0.66%低下することが示されている)
糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン 改訂第2版 2014(日本歯周病学会)
・糖尿病患者は1型か2型にかかわらず非糖尿病者に比較して有意に歯周病の発症率が高い 《参考2》
・血糖コントロール不良の糖尿病は歯周病の進行に関与し、歯周病を悪化させる
・複数のメタアナリシスにおいて歯周治療による血糖コントロールの改善効果が支持されており、糖尿病患者に対しては歯周治療が勧められる
○歯周治療による血糖コントロール改善効果:歯周治療による炎症性サイトカイン低下により、インスリン抵抗性の改善が促されると考えられている
歯周治療群
未治療群
メタアナリシスにおいて、2型糖
尿病患者に対する歯周治療
介入により未治療群に比較し
て、HbA1cが -0.40%有意に
改善されることが示された。
《参考1》 出典:Teeuw WJ, Gerdes VE, Loos BG : Effect of periodontal treatment on glycemic control of diabetic patients : a systematic review and meta-analysis. Diabetes Care 33 : 421-427, 2010
○糖尿病患者の歯周病発症率:口腔乾燥による自浄作用低下や、歯周病細菌に対する抵抗力の低下等により、歯周病の発症率が有意に高い(「第6の合併症」とされる)
健診受診者5,856人を対象と
した調査で、HbA1c≧6.5の群
で歯周病の発生率に係る相対
危険度が1.17倍(性別・年
齢・喫煙・BMIによる調整後)
であることが示された。
《参考2》 出典:Morita I, Inagaki K, Nakamura F et alRelationship between periodontal status and levels of glycated hemoglobin. J Dent Res 91 : 161-166, 2012
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中医協 総-8
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糖尿病診療ガイドライン2019(日本糖尿病学会)
・歯周病は、慢性炎症として血糖コントロールに悪影響を及ぼすことが疫学的に示されている
・2型糖尿病では歯周治療により血糖が改善する可能性があり※ 、推奨される(推奨グレードA) 《参考1》
(※文献の相違があるものの、共通して歯周基本治療後に、HbA1cが0.29~0.66%低下することが示されている)
糖尿病患者に対する歯周治療ガイドライン 改訂第2版 2014(日本歯周病学会)
・糖尿病患者は1型か2型にかかわらず非糖尿病者に比較して有意に歯周病の発症率が高い 《参考2》
・血糖コントロール不良の糖尿病は歯周病の進行に関与し、歯周病を悪化させる
・複数のメタアナリシスにおいて歯周治療による血糖コントロールの改善効果が支持されており、糖尿病患者に対しては歯周治療が勧められる
○歯周治療による血糖コントロール改善効果:歯周治療による炎症性サイトカイン低下により、インスリン抵抗性の改善が促されると考えられている
歯周治療群
未治療群
メタアナリシスにおいて、2型糖
尿病患者に対する歯周治療
介入により未治療群に比較し
て、HbA1cが -0.40%有意に
改善されることが示された。
《参考1》 出典:Teeuw WJ, Gerdes VE, Loos BG : Effect of periodontal treatment on glycemic control of diabetic patients : a systematic review and meta-analysis. Diabetes Care 33 : 421-427, 2010
○糖尿病患者の歯周病発症率:口腔乾燥による自浄作用低下や、歯周病細菌に対する抵抗力の低下等により、歯周病の発症率が有意に高い(「第6の合併症」とされる)
健診受診者5,856人を対象と
した調査で、HbA1c≧6.5の群
で歯周病の発生率に係る相対
危険度が1.17倍(性別・年
齢・喫煙・BMIによる調整後)
であることが示された。
《参考2》 出典:Morita I, Inagaki K, Nakamura F et alRelationship between periodontal status and levels of glycated hemoglobin. J Dent Res 91 : 161-166, 2012
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