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総ー5○個別事項(その14)について (64 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00230.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第571回 12/8)《厚生労働省》
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糖尿病診療ガイドライン2019における食事療法
○ 糖尿病診療ガイドラインにおいて、食事療法について以下のとおり詳細な推奨が示されており、
管理栄養士による指導が有効であるとされている。

CQ 3-2 食事療法の実践にあたっての管理栄養士による指導は有効か?
● 食事療法の実践にあたって,管理栄養士による指導が有効である.[推奨グレード A]
CQ3-3 総エネルギー摂取量をどのように定めるか?
● 2型糖尿病の食事療法の目的は,全身における良好な代謝状態を維持することによって,合併症を予防し,かつ進行を抑制することにある.
そのために,体重に見合う総エネルギー摂取量を設定するが,目標とする体重は患者の年齢,病態等によって異なることを考慮し,個別化を
図ることが必要である.まず,治療開始時に総エネルギー摂取量の目安を定め,病態,年齢や体組成,患者のアドヒアランスや代謝状態の変
化を踏まえ,適宜変更する
CQ3-8 食物繊維の摂取量は糖尿病の管理にどう影響するか?
● 食物繊維は糖尿病状態の改善に有効であり,炭水化物摂取量とは無関係に 20g/日以上の摂取を促す.
CQ3-10 食塩の摂取量は糖尿病の管理にどう影響するか?
● 食塩摂取目標量は,男性 7.5g/日,女性 6.5g/日未満とし,高血圧合併例の食塩摂取量を6.0g/日未満とする.
CQ3-11 アルコールの摂取量は糖尿病の管理にどう影響するか?
● アルコール摂取量の上限として 25g/日を目安として,個々の飲酒習慣によって個別化を図る.アルコール飲料の種類による糖尿病管理に
及ぼす影響の差異は明らかではないが,発泡酒などでは含有される炭水化物のエネルギーにも留意する.インスリン療法中の患者では,急
性効果としての低血糖に注意する.これらの要因が管理できれば,飲酒は許容してよい
CQ3-13 食事の摂り方は糖尿病の管理にどう影響するか?
● 個々人の食事パターン(eating pattern)を評価しながら,包括的に適正な食材の選択を促す.規則的に 3 食を摂ることが,糖尿病の予防に
有効である

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