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総ー5○個別事項(その14)について (88 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00230.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第571回 12/8)《厚生労働省》
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腎疾患対策検討会報告書(平成30年7月)に係る取組の中間評価と
今後の取組について(抜粋)(令和5年10月)
(c) 新規透析導入患者数
(達成すべき成果目標(KPI))
2028年までに、年間新規透析導入患者数を35,000人以下に減少させる。
(評価指標)
○ 新規透析導入患者数について、2016年比で、5年で5%以上減少、10年で10%以上減少を達成する都道府
県数等


その際、地域の実情に応じて、人口当たりの導入患者数や、年齢調整、原疾患別の評価等を行うことも有用と考えられる。
※平成30年報告書からの抜粋

(成果目標に対する進捗・中間評価)
○ 直近の日本全国における新規透析導入患者数は40,511人(令和3年)であり、現時点ではKPIの35,000人は達成
できていない。一部の地域では透析導入患者数が減少しているが、全国で見ると、近年はほぼ横ばいで推移している。
○ 平成30年から令和3年までの年齢調整後の予測透析導入患者数と、実際の新規透析導入患者数を比較すると、
実際の新規透析導入患者数は予測透析導入患者数を下回っており、年齢階級別新規透析導入率は、高齢男性(80歳
代~)では増加しているものの、男女ともに若い世代(~70歳代)で減少し、新規透析導入患者の平均年齢は、
年々高くなる傾向が見られた(2016年時点で69.40歳、2021年時点で71.09歳)。
○ 2016年比で、5年で新規透析導入患者数が5%以上減少を達成した都道府県数は12道県あった。
○ 新規透析導入患者の原因疾患としては糖尿病性腎症が最多であるものの、主に高血圧や加齢により発症する腎硬
化症の割合が近年増加傾向にある。また、慢性糸球体腎炎等の割合も依然として高い。
(上記評価に基づき更に推進すべき事項)
○ 国は、新規透析導入患者数は人口構造の変化の影響を受けることを踏まえ、性・年齢階級別の人口の変化の影響
を調整した予測透析導入患者数との比較や年齢階級別での透析導入率の変化を指標とした評価を行う。
○ 国及び地方公共団体は、新規透析導入患者数の原因疾患への対応として、糖尿病対策と併せて、高血圧、脂質異常
症等の生活習慣病(NCDs)対策を引き続き推進する。
○ 国及び地方公共団体は、新規透析導入患者数のKPIを達成するために、引き続き、以下に示す個別対策を推進する。
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