保育所等における障害者に対する虐待防止措置の取組例

求められる取組内容

①障害及び障害者に関する
理解を深めるための研修の
実施及び普及啓発

②各機関を利用する障害者に
対する虐待に関する相談に
係る体制の整備

③各機関を利用する障害者に
対する虐待に対処するため
の措置
④当該機関を利用する障害者
に対する虐待を防止する
ため必要な措置

保育所等における取組例

都道府県及び市町村所管部署における取組例

・自治体の保育所等所管部署が主催する虐待等
の防止に関する研修に園長等が参加
・各保育所等で虐待防止に関する研修を実施
・人権に関する絵本等の配布
・児童虐待防止推進月間にのぼり旗の掲出

・障害福祉所管部署が実施する虐待防止研修に保育
所等所管部署担当者が参加
・幼保、公民合同の事例検討会にて、発達に課題を
抱える児童への関わり方の質の向上支援
・様々な障害を理解し安定した保育が行えるように、
運動機能障害や発達障害の理解、インクルージョ
ン保育、ユニバーサルデザインなど、障害児保育
に関する研修の実施

・園内に相談窓口（園長・主任級）を
設置、保護者への周知
・苦情解決体制との連携、
外部委員の活用

・特別支援担当（障害児保育担当）の巡回指導の
実施、関係機関と保育所等をつなぐ家庭支援担当
との連携
・子どもの発達についての専門知識を有する者に
よる巡回相談支援
・専用ダイヤルの設置による随時電話相談
・保育所利用者アンケートの実施

・虐待等の事例を受理した場合の対応の流れの
構築
・事例対応検討会議等の設置

・状況把握、検証、必要な機関への報告、改善の
方向性等、担当課も把握し助言等の実施
・「保育所における園児への虐待対応マニュアル」
にて保育所内の体制などを周知

・「人権擁護セルフチェックリスト」の実施に
よる保育士自身の振り返りの実施
・保育所職員による市内療育施設への見学
・障害のある園児の関係機関、団体等との交流
活動

・各種相談窓口の周知(児童相談所、子ども家庭支援
センター、人権擁護委員、みんなの人権110番等)
・巡回相談等での保育士、園への支援を通した子ど
もの育ちの支援環境の整備
・各保育施設に人権擁護、虐待防止推進委員を配置

※「障害者虐待防止法に規定する障害者虐待の間接的防止措置に関する研究」（令和2年度障害者総合福祉推進事業

一般社団法人日本総合研究所）

において実施したアンケート及びヒアリング調査結果から厚生労働省で整理

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