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参考資料2 令和2年度 「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果報告書 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00053.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第127回  4/18)《厚生労働省》
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以下、表 9-1「市区町村が虐待を受けた又は受けたと思われたと判断した事例(以下、虐待判
断事例という。

」の 1,768 件を対象に、虐待行為の類型や程度、被虐待者の状況及び虐待への
対応策等について集計を行った。
(8)虐待行為の類型と程度
ア.虐待行為の類型(複数回答)
(表 13-1、表 13-2)
虐待行為の類型では、
「身体的虐待」が 67.1%と最も多く、次いで「心理的虐待」が 31.4%、
「経済的虐待」が 16.6%、
「放棄、放置」が 13.0%、
「性的虐待」が 2.9%であった。なお、
「身体
的虐待」のうち「身体拘束」を含むものは 21 件であった。
被虐待者の性別にみると、男性に比べ女性では「身体的虐待」や「性的虐待」

「心理的虐
待」の割合が高く、逆に男性では「放棄、放置」や「経済的虐待」の割合が高い。
※1 件の事例に対し、複数の虐待行為の類型に該当する場合、それぞれの該当項目に重複して計上され
るため、合計件数は虐待判断事例件数 1,768 件と一致しない。

表 13-1 虐待行為の類型(複数回答)
身体的虐待

性的虐待

心理的虐待

放棄、放置

経済的虐待

合計

件数

1,187

51

556

229

293

構成割合

67.1%

2.9%

31.4%

13.0%

16.6%

2,316
-

(注)構成割合は、虐待判断事例件数1,768件に対するもの。

表 13-2 被虐待者の性別にみた虐待行為の類型(複数回答)
身体的虐待








件数

性的虐待

心理的虐待

放棄、放置

経済的虐待

389

2

187

111

134

60.7%

0.3%

29.2%

17.3%

20.9%

798

49

369

118

159

70.4%

4.3%

32.5%

10.4%

14.0%

合計
823

男性

構成割合
件数

1,493

女性

構成割合

-

(注)構成割合は、被虐待者数(男性641人、女性1,134人)に対するもの。

イ.虐待行為による生命・身体・生活への影響の程度(表 14)
虐待行為による生命・身体・生活への影響の程度をみると、
「軽度(
『生命・身体・生活への
影響』に相当する行為)
」が 58.7%、
「中度(
『生命・身体・生活に著しい影響』に相当する行
為)
」が 30.3%、
「重度(
『生命・身体・生活に関する重大な危険』に相当する行為)
」が 11.0%を
占めた。
表 14 虐待行為による生命・身体・生活への影響の程度
件数

構成割合

1,360

58.7%

中度(「生命・身体・生活に著しい影響」に相当する行為)

702

30.3%

重度(「生命・身体・生活に関する重大な危険」に相当する行為)

254

11.0%

2,316

100.0%

軽度(「生命・身体・生活への影響」に相当する行為)

合計
(注)構成割合は、虐待行為の合計件数に対するもの。

ウ.経済的虐待の内容(複数回答)
(表 15)
経済的虐待の内容は、
「障害年金」が 71.7%、
「その他」が 46.1%を占めている。
※1 件の事例に対し、複数の経済的虐待行為の内容がある場合、それぞれの該当項目に重複して計上さ
れるため、合計件数は経済的虐待判断事例件数 293 件と一致しない。

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