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参考資料2 令和2年度 「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」に基づく対応状況等に関する調査結果報告書 (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00053.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第127回  4/18)《厚生労働省》
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(5)虐待の発生要因と施設・事業所の対応
ア.虐待の発生要因(複数回答)
(表 58)
市区町村等の職員が判断した虐待の発生要因としては、
「教育・知識・介護技術等に関する問
題」が 71.0%で最も多く、次いで「職員のストレスや感情コントロールの問題」が 56.8%、
「倫理
観や理念の欠如」が 56.1%であった。
また、組織の課題として「虐待を助長する組織風土や職員間の関係性の悪さ」や「人員不足や
人員配置の問題及び関連する多忙さ」への回答割合も 2 割超となっている。
表 58 市区町村等職員が判断した虐待の発生要因(複数回答)
件数

構成割合

教育・知識・介護技術等に関する問題

434

71.0%

職員のストレスや感情コントロールの問題

347

56.8%

倫理観や理念の欠如

343

56.1%

虐待を助長する組織風土や職員間の関係性の悪さ

138

22.6%

人員不足や人員配置の問題及び関連する多忙さ

148

24.2%

(注)構成割合は、虐待者が特定できなかった21件を除く611件に対するもの。

イ.施設・事業所の虐待防止に関する取組(複数回答)
(表 59)
虐待が認められた施設等に事実確認調査を行った際に確認した虐待防止に関する取組は、
「職
員に対する虐待防止に関する研修の実施」割合が 53.5%、
「通報義務の履行」割合が 36.4%、
「管
理者の虐待防止に関する研修受講」割合が 32.0%、
「虐待防止委員会の設置」割合が 27.1%であっ
た。
表 59 施設・事業所の虐待防止に関する取組(複数回答)
件数

構成割合

管理者の虐待防止に関する研修受講

202

32.0%

職員に対する虐待防止に関する研修の実施

338

53.5%

虐待防止委員会の設置

171

27.1%

通報義務の履行

230

36.4%

(注)構成割合は、虐待判断事例件数632件に対するもの。

(6)虐待の事実が認められた事例への対応状況(表 60-1、表 60-2、表 60-3)
市区町村又は都道府県が、虐待の事実が認められた事例 632 件のうち、行った対応は次のと
おりである。
市区町村による指導等は、
「施設・事業所に対する指導」が 397 件、
「改善計画の提出依頼」
が 362 件、
「虐待を行った施設従事者等への注意・指導」が 195 件であった。
表 60-1 市区町村による指導等(複数回答)
件数
市区町村による指導等

施設・事業所に対する指導

397

改善計画の提出依頼

362

虐待を行った施設従事者等への注意・指導

195

26