よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


○入院(その2)について-5 (104 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00118.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第495回  11/10)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

救急・集中治療領域の重症患者の家族に対する支援に係る取組
○ 救急・集中治療領域の重症患者の診療において、治療に直接関与しない職員が、家族の意思決定を支援する役割
を担うことは有効であるとの調査結果があり、一般社団法人日本臨床救急医学会では、当該役割を担う「入院時重症
患者対応メディエーター」を認定するための講習会を開催している。

入院時重症患者対応メディエーター

入院時重症患者対応メディエーターの役割(イメージ)

一般社団法人日本臨床救急医学会では、救急・集中治療領域にお
いて、重症患者の家族へのサポートを行う役割を担う「入院時重
症患者対応メディエーター」に係る認定講習会を開催している。
「入院時重症患者対応メディエーター」の役割や特徴は以下のと
おり。
 医師、看護師に加えて、重症患者とその家族へのサポート体
制を担うチームの構成メンバーとなる。
 患者・家族が治療方針・内容を十分に理解することを支援す
る。
 患者・家族の意向を医師等医療スタッフに伝え、患者・家族
が納得した治療を選択する際の意思決定を支援する。
 例えば、救命不能で看取りの医療が必要となった際などに、
選択肢の一つとして生じうる臓器提供に関する意思決定過程
にも、支援が可能となる。
(出典:「入院時重症患者対応メディエーター」養成テキスト)

治療に直接関与しない職員の必要性


出典:第50回厚生科学審議会疾病対策部会臓器移植委員会
(令和元年6月21日)資料2

急性期疾患で死亡退院した患者家族22例において、担当医師・担当看護師以外の治療に直接関与しない社会福祉士などの“第3
の職員”が患者家族の相談に介入したグループと介入していないグループで、医療の満足度に関するアンケートを行ったとこ
ろ、介入したグループの方が有意に満足度が高かった。

(出典:名取良弘.「選択肢提示の一般市民への啓発活動に関する研究」.厚生労働科学研究費補助金移植医療基盤整備研究事業. 令和2年度「脳死
下、心停止後の臓器・組織提供における効率的な連携体制の構築に資する研究」. 横田裕行.)

104