○入院(その2)について-5 (126 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00118.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第495回 11/10)《厚生労働省》 |
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(重症度、医療・看護必要度について)
・特定集中治療室管理料におけるA項目の該当患者割合を項目別にみると、特定集中治療室1・2と3・4のいずれも「心電図モニ
ターの管理」「輸液ポンプの管理」が9割を超えるが、他の項目には違いが見られた。
・特定集中治療室1・2と特定集中治療室3・4のB項目の該当患者割合について、「患者の状態」と「介助の実施」に分けて「評価
得点」をみたところ、いずれの項目も、「患者の状態」の割合に対して「介助の実施」の介助ありの方が割合が低く、「評価得
点」の割合も低かった。
・救命救急入院料におけるA項目の該当患者割合を項目別にみると、救命救急入院料1・3と救命救急入院料2・4のいずれも「心電
図モニターの管理」は9割を越えるが、他の項目には違いがみられ、特に、動脈圧測定、シリンジポンプの管理、人工呼吸器の管
理については、救命救急入院料1・3にくらべて2・4の方が、該当割合が高かった。
・救命救急入院料1・3救命救急入院料2・4について、重症度、医療・看護必要度の該当患者割合を「患者の状態」と「介助の実
施」に分けて「評価得点」をみたところ、いずれの項目も、「患者の状態」の割合に対して「介助の実施」の介助ありの方が、割
合が低く、「評価得点」の割合も低かった。
・特定集中治療室管理料、救命救急入院料の重症度、医療・看護必要度の該当患者割合を点数別にみると、救命救急入院料1・3と
2・4では、基準別の該当割合が大きく異なっていた。
・特定集中治療室管理料を算定する患者において、必要度A項目の基準は満たしているがB項目を満たしていない割合は1.7%だっ
た。
・救命救急入院料1及び3を算定する患者について、特定集中治療室用の評価票を用いて測定すると、救命救急入院料1は22.9%、救
命救急入院料3は31.9%であったが、ハイケアユニット用の評価票を用いて評価したところ、救命救急入院料1は47.1%、救命救
急入院料3は55.8%であった。
(生理学的スコアについて)
・SOFAのスコアを入力する職種は、特定集中治療室管理料1~4いずれにおいても医師及び看護師の割合が高かった。
・ 特定集中治療室管理料1~4について、SOFAスコア別の患者割合を比較すると、特定集中治療室管理料3・4においてはSOFAスコ
ア0点である患者割合が高い傾向であった。
・最も医療資源を投入した傷病名で頻度が高かったものについて、SOFAスコアの分布を比較すると、傷病名とSOFAスコアの分布には一
定の傾向がみられた。
・必要度の基準を満たす患者は、特定集中治療室管理料を算定する患者の85.6%を占めており、必要度の基準を満たしていない患者と
比較すると、基準を満たす患者は、SOFAスコア5点以上の患者の割合が高い傾向にあった。
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