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資料2 (86 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000195428_00057.html |
出典情報 | 社会保障審議会障害者部会(第130回 5/27)《厚生労働省》 |
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11.医療と福祉の連携について
論点
3 入院中の医療と重度訪問介護について
これまでの部会における御意見
○ 入院中の医療と重度訪問介護について、調査結果を分析した上で検討していく必要がある。また、利用者の状態像の検証や、重度訪
問介護を利用することによって、入院の長期化防止や混乱なく入院生活が終えられたなどの効果を指標として分析し、議論してはどうか。
○ コミュニケーションの支援の観点からは、行動障害の激しい方や精神障害の方のみならず、視覚障害や聴覚障害のある方も困難を抱え
ている人がおり、この点も考慮して欲しい。
〇 聴覚障害と知的障害がある方の支援は大変であるが、医療現場で、手話通訳派遣を断わる事例もある。このような事例もあることも含
め検討して欲しい。
○ 入院中の医療と重度訪問介護において、意思疎通支援の必要性は障害支援区分だけでは測れないので、柔軟な対応をして欲しい。
○ 障害支援は生活のしづらさ全体の指標であるが、入院中のコミュニケーション支援は、コミュニケーションという特定の部分に必要な支
援策であり、支援区分が対象でなくとも、支援が必要な人が利用できるように検討して欲しい。
○ 入院前に重度訪問介護を利用していなかった患者であっても、長期入院により重度訪問介護が必要な状態になり、意思疎通支援が必
要となるケースがあることを考慮して欲しい。
議論を踏まえた方針(案)
○ 入院中の重度訪問介護利用の対象となる障害支援区分については、入院中の重度障害者のコミュニケーション支援等に関する調査研
究の結果を分析しつつ、支援が必要な状態像や支援ニーズの整理を行いながら、拡充を検討すべきである。(※)
〇 入院中の重度障害者のコミュニケーション支援等が行われる場合には、医療機関と支援者は当該入院に係る治療や療養生活の方針
等の情報を共有するなど十分に連携することが必要である。このため、利用者の普段の状態像・支援ニーズや入院中の個々の利用者の
症状に応じたコミュニケーション支援の方針・方法等について、関係者間で情報を共有するためのフォーマットの作成など、より円滑な連携
に向けての検討が必要である。その際、ICTを活用する視点が重要である。
〇 また、入院時に重度訪問介護を利用する者にとって地域の医療機関における重度障害者の受入等に関する情報があれば有用である。
このため、医療と福祉の関係者が連携して、地域の医療機関情報をリスト化し、共有を図ること等の検討も必要である。
〇 この他、重度訪問介護利用者以外の入院中のコミュニケーション支援についても、保険医療機関の役割や合理的配慮等の関係も考慮
しつつ、ニーズや実情を把握しながら、引き続き検討する必要がある。
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論点
3 入院中の医療と重度訪問介護について
これまでの部会における御意見
○ 入院中の医療と重度訪問介護について、調査結果を分析した上で検討していく必要がある。また、利用者の状態像の検証や、重度訪
問介護を利用することによって、入院の長期化防止や混乱なく入院生活が終えられたなどの効果を指標として分析し、議論してはどうか。
○ コミュニケーションの支援の観点からは、行動障害の激しい方や精神障害の方のみならず、視覚障害や聴覚障害のある方も困難を抱え
ている人がおり、この点も考慮して欲しい。
〇 聴覚障害と知的障害がある方の支援は大変であるが、医療現場で、手話通訳派遣を断わる事例もある。このような事例もあることも含
め検討して欲しい。
○ 入院中の医療と重度訪問介護において、意思疎通支援の必要性は障害支援区分だけでは測れないので、柔軟な対応をして欲しい。
○ 障害支援は生活のしづらさ全体の指標であるが、入院中のコミュニケーション支援は、コミュニケーションという特定の部分に必要な支
援策であり、支援区分が対象でなくとも、支援が必要な人が利用できるように検討して欲しい。
○ 入院前に重度訪問介護を利用していなかった患者であっても、長期入院により重度訪問介護が必要な状態になり、意思疎通支援が必
要となるケースがあることを考慮して欲しい。
議論を踏まえた方針(案)
○ 入院中の重度訪問介護利用の対象となる障害支援区分については、入院中の重度障害者のコミュニケーション支援等に関する調査研
究の結果を分析しつつ、支援が必要な状態像や支援ニーズの整理を行いながら、拡充を検討すべきである。(※)
〇 入院中の重度障害者のコミュニケーション支援等が行われる場合には、医療機関と支援者は当該入院に係る治療や療養生活の方針
等の情報を共有するなど十分に連携することが必要である。このため、利用者の普段の状態像・支援ニーズや入院中の個々の利用者の
症状に応じたコミュニケーション支援の方針・方法等について、関係者間で情報を共有するためのフォーマットの作成など、より円滑な連携
に向けての検討が必要である。その際、ICTを活用する視点が重要である。
〇 また、入院時に重度訪問介護を利用する者にとって地域の医療機関における重度障害者の受入等に関する情報があれば有用である。
このため、医療と福祉の関係者が連携して、地域の医療機関情報をリスト化し、共有を図ること等の検討も必要である。
〇 この他、重度訪問介護利用者以外の入院中のコミュニケーション支援についても、保険医療機関の役割や合理的配慮等の関係も考慮
しつつ、ニーズや実情を把握しながら、引き続き検討する必要がある。
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