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資料1-8                副反応疑い報告の状況について (66 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00043.html
出典情報 第80回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第5回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(6/10)《厚生労働省》
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米国における小児への新型コロナワクチン接種後の副反応の状況について①
○ 小児への新型コロナワクチン接種後の副反応について、米国における最新の状況は以下のとおりで
あった。
小児への接種後の副反応に係る海外の報告・対応状況
【米国】 2021年11月3日~12月19日において、5-11歳の者に対し、約870万回のファイザー社ワクチンが接種された。v-safe
の登録者は42,504人であり、2回目接種後において局所反応が計17,180件、全身反応が計12,223件報告され、1回目よりも
2回目接種後1週間以内の全身反応の報告頻度が高く、いずれの場合も接種翌日が最も多かった。VAERSに報告された有害
事象は4,249件で、うち4,149件は非重篤であった。心筋炎に係る報告15件のうち、11件がCDCの心筋炎の基準を満たした。
VAERSに報告された死亡例2件は調査中であるが、いずれも基礎疾患があり接種前から体調不良の事例であり、いずれの事
例においても接種と死亡の因果関係は示唆されていない。

Morbidity and Mortality Weekly Report (Vol. 70, No. 51-52) 2021年12月31日
https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/70/wr/mm705152a1.htm?s_cid=mm705152a1_w

v-safeのファイザー社ワクチン接種後の5-15歳の登録者は115,208人超であり、副反応は一般に軽度~中程度で、1回目よ
りも2回目接種後に多く報告された。5-11歳の副反応報告頻度は12-15歳よりも低かった。
5-11歳の者に対し870万回、12-15歳の者に対し1,870万回接種のファイザー社ワクチンが接種された。VAERSの報告のほ
とんどは非重篤報告であった。5-11歳における心筋炎の報告は、他の年齢層と同様、男児に多くほとんどが2回目接種後で
あった。5-11歳の男児における心筋炎の報告頻度(1回目接種後:0.0件/100万回接種、2回目接種後4.3件/100万回接種)は、
12-15歳の男性(1回目接種後:4.8件/100万回接種、2回目接種後45.7件/100万回接種)及び16-17歳の男性(1回目接種後:
6.1件/100万回接種、2回目接種後70.2件/100万回接種)と比べて低かった。
ワクチン諮問委員会(ACIP)における米国疾病予防管理局(CDC)会議資料 2022年1月5日
https://www.cdc.gov/vaccines/acip/meetings/downloads/slides-2022-01-05/02-COVID-Su-508.pdf
https://www.cdc.gov/vaccines/acip/meetings/downloads/slides-2022-01-05/03-COVID-Hause-508.pdf

2022年5月27日までに、 VAERSに報告された計972件が18歳未満の心筋炎及び心膜炎の可能性がある事例として調査された。
うち、214件については現在調査中であるが、情報提供者への聞き取りやカルテ情報の調査により症状・診断を確認した結果、

677件については心筋炎とされた。

Selected Adverse Events Reported after COVID-19 Vaccination(CDC 2022年6月1日)
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/vaccines/safety/adverse-events.html#print

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