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資料1-8 副反応疑い報告の状況について (86 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00043.html |
出典情報 | 第80回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第5回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(6/10)《厚生労働省》 |
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心筋炎関連事象(心筋炎及び心膜炎)に関する考え方(副反応疑い報告の状況に関するまとめ②)
2021年12月24日審議会資料
心筋炎関連事象についてのまとめ
(1・2回目接種時の心筋炎及び心膜炎についてのまとめ)
○ 個別の事例としての分析に関しては、国内で報告があった心筋炎関連事象に係る副反応疑い報告事例について、現
時点においては引き続き、専門家評価により「因果関係が否定できない」とされた事例はない。
○ 集団としての分析に関しては、以下の状況が認められた。
i.
COVID-19感染症により心筋炎関連事象を合併する確率は、ワクチン接種後に心筋炎関連事象を発症する確率
と比較して高い。
ii.
新型コロナワクチン接種後の心筋炎については、国内外において、若年男性で2回目接種後4日以内の発症
報告が多い。
iii.
ファイザー社ワクチン、モデルナ社ワクチンともに、10歳代及び20歳代の男性においては、他の年代や女性
に比べて報告頻度は高い。
iv.
ワクチン間の被接種者の属性が異なることに留意が必要であるが、 10歳代及び20歳代男性については、ファ
イザー社ワクチンに比べて、モデルナ社ワクチン接種後の報告頻度が高い。
v.
新型コロナワクチン接種後に劇症型心筋炎が疑われた事例は極めて稀であり、年齢・性別・接種回数・接種
から発症までの日数について、一定の傾向は見られず、非接種群における劇症型心筋炎の発症頻度との比較
において、接種後の報告率は概ね同等以下であった。
vi.
心筋炎関連事象の転帰は、発症しても軽症であることが多い。
vii. 心筋炎関連事象疑い事例の死亡については、ファイザー社ワクチン、モデルナ社ワクチンともに報告頻度は
極めて稀ではあるものの、特に若年者については一般人口と比べて高いが、若年者の死亡全体の報告頻度は
一般人口と比べて低かった。
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2021年12月24日審議会資料
心筋炎関連事象についてのまとめ
(1・2回目接種時の心筋炎及び心膜炎についてのまとめ)
○ 個別の事例としての分析に関しては、国内で報告があった心筋炎関連事象に係る副反応疑い報告事例について、現
時点においては引き続き、専門家評価により「因果関係が否定できない」とされた事例はない。
○ 集団としての分析に関しては、以下の状況が認められた。
i.
COVID-19感染症により心筋炎関連事象を合併する確率は、ワクチン接種後に心筋炎関連事象を発症する確率
と比較して高い。
ii.
新型コロナワクチン接種後の心筋炎については、国内外において、若年男性で2回目接種後4日以内の発症
報告が多い。
iii.
ファイザー社ワクチン、モデルナ社ワクチンともに、10歳代及び20歳代の男性においては、他の年代や女性
に比べて報告頻度は高い。
iv.
ワクチン間の被接種者の属性が異なることに留意が必要であるが、 10歳代及び20歳代男性については、ファ
イザー社ワクチンに比べて、モデルナ社ワクチン接種後の報告頻度が高い。
v.
新型コロナワクチン接種後に劇症型心筋炎が疑われた事例は極めて稀であり、年齢・性別・接種回数・接種
から発症までの日数について、一定の傾向は見られず、非接種群における劇症型心筋炎の発症頻度との比較
において、接種後の報告率は概ね同等以下であった。
vi.
心筋炎関連事象の転帰は、発症しても軽症であることが多い。
vii. 心筋炎関連事象疑い事例の死亡については、ファイザー社ワクチン、モデルナ社ワクチンともに報告頻度は
極めて稀ではあるものの、特に若年者については一般人口と比べて高いが、若年者の死亡全体の報告頻度は
一般人口と比べて低かった。
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