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資料2 第8次医療計画等に関する検討状況(周産期・小児医療関係資料) (54 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28090.html
出典情報 成育医療等協議会(第9回 9/21)《厚生労働省》
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外因系疾患と医療体制の整備について
千葉県子ども医療電話相談事業(#8000事業)にお
ける症状別相談数の割合の推移
2020

内科的
泌尿器科的
誤飲誤嚥
薬の相談

2017

皮膚科的
耳鼻科、眼科
外科的

2015
2013

0%

50%

100%

2020年度は#8000相談の約
20%は軽症頭部外傷、熱傷、
打撲、捻挫、などの外因疾患
の相談であった。外因疾患の
相談が増加している。

○千葉県内の小児1次救
急施設17のうち、外因
系診療できると回答し
たのは、6施設のみで
あった。
○外因疾患の電話相談が
増加しているが、その
受け入れ医療機関が十
分ではない。

千葉県小児救急電話相談事業(#8000)症状別相談統計より作成

わが国における軽症頭部外傷診療の実態(国立成育医療研究センター調べ)
脳神経外科(48%)、小児科(20%)、外科(14%)、 救急科(11%)
外傷診療に付随する課題
・画像検査に伴う鎮静処置
・処置に伴う鎮痛処置
・外傷の背景にある虐待評価
・外傷の背景にある傷害(事故)予防評価
・外傷後の心理サポート、発達評価
⇒外科や脳外科で対応した小児外因系疾患においても、
これらの観点について、小児科医の参画が非常に重
要である。

日本小児救急医学会雑誌 14;2014:287.

●小児の外傷、熱傷等に対する救急医療につい
ては、小児科以外の診療科が対応する可能性
が高いことから、小児科医の積極的な参画を
促すために、こうした外因系の疾患の対応体
制について、小児医療に関する協議会で検討
する必要があるのではないか。

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