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【資料1】 これまでの意見及び論点案について (43 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28536.html
出典情報 医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会(第3回 10/12)《厚生労働省》
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医薬品の安定供給について

②薬価を起因とする課題

主な意見等
【⾧期的な課題】


赤字となり安定供給が困難となった製品への対応として、最低薬価、不採算品再算定や基礎的医薬品といった制度が設けられて
いるが、各種制約により不採算の解消ができていないことから、各制度の抜本的な見直しが必要ではないか。



消費税引き上げ時には消費税分が勘案され調整されるが、インフレ時には改定されず、実勢価を踏まえた値下げが行われる。イ
ンフレの圧力が高まる中で、その影響を薬価制度の中でどのように対応すべきか。



一方で、コスト削減を進めるためにも、連続生産などのコスト削減に資する技術革新などに対するディスインセンティブになら
ないよう配慮が必要ではないか。



安定供給のための設備投資等のコスト負担に対して、要件を設けた上で薬価上の手当てを行うなど対応が必要ではないか。



安定供給が確保されるべき医薬品についても薬価を下げ続けることに必然性があるのか。

【短期的、緊急的な課題】


直近の原材料価格の高騰や為替変動(円安)は、医薬品の製造コストに多大な影響を与えており、特に低薬価品では原価率が著
しく悪化している。



ジェネリック医薬品の原薬は半数以上が海外からの購入であり、また、製造原価は6割から8割を占めており、原材料費が半分以
上を占めているため、物価高騰等が大きく影響している。

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