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資料1-2 学会からの要望書【No.2021-2】 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29581.html
出典情報 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会(第34回 12/6)《厚生労働省》
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(別添様式1)

4-2. 公表論文としての報告状況
① INDIGO Aspiration System
データベース

Pubmed

検索日

2020/11/12

検索式

(pulmonary embolism) AND (thrombectomy)) AND
(aspiration)

検索結果

上記検索式により検索された文献 102 件の内容を調査し、要
望品目を使用していることが確認できたものを一覧にし、添
付した。

海外における臨床試験等
(論文 12)

書誌事項

Ciampi-Dopazo, J.J., et al., Aspiration Thrombectomy
for Treatment of Acute Massive and Submassive Pulmonary
Embolism: Initial Single-Center Prospective Experience.
Journal of Vascular and Interventional Radiology, 2018.
29(1): p. 101-106.

試験・研究デザイン

前向き研究

対象

18 例(うち男性 8 例、平均年齢 60.1 歳、年齢範囲 36~80 歳)
10 例が急性の亜広範型患者、8 例が広範型患者であった。

目的

急性広範型または亜広範型肺塞栓症患者を対象に血栓吸引除
去術の実施可能性を評価すること。
臨床的成功の定義: 血行動態パラメータの安定化、肺高血圧
および/または右心負荷の改善または退院までの生存。

結果

17 例(94.4%)で技術的成功と判断され、15 例(83.3%)で臨床的
成功と判断された。以下の項目について心エコーで有意な改
善が認められた。
治療前
右室径 mm

治療後

46.36±2.2 41.79±7.4

三尖弁輪収縮期移動距

収縮波

P値
0.041

16±3

18.57±3.9

0.011

10±2.1

13.1±3.8

0.020

広範型肺塞栓症、亜広範型肺塞栓症により、それぞれ 2 例、
1 例が死亡した。血栓溶解薬の全身投与を受けた 2 例に頭蓋
内出血が発生し、1 例に腹腔内出血が発生した。
血栓吸引除去術は、血行動態の悪化または右室機能不全が認
められる急性広範型または亜広範型肺塞栓症患者に対して実
施可能な治療選択肢である。
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