よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (44 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00019.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第30回 2/10)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

2.本日の論点:【2】妊娠中の者に対する公的関与の規定の適用について

(1)妊娠中の者に対する公的関与の規定の適用

第19回厚生科学審議会予防接種・
ワクチン分科会(令和3年2月15
日)資料1より抜粋

新型コロナワクチン接種に関する公的関与(接種勧奨・努力義務)
対象者別のリスクベネフィット

【妊娠中の方、授乳中の方】
○ 妊娠中の方は、ファイザー社のワクチンに係る臨床試験の対象から除外されており被験者数は限られており、海
外において妊娠中の方は本ワクチンの対象に含まれているものの胎児への影響について必ずしも明らかになってい
るわけではない。一方、試験や海外の実使用経験から特段の懸念が認められているわけではなく、妊婦については
新型コロナウイルス感染症の重症化のリスクが高いとの報告もあることや、海外で接種が進められていることから、
接種機会を提供する必要がある。
※添付文書では「有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること」とされている。
○ 授乳中の方については、海外では乳児へのリスクとみなしていないか、接種を控えることまで推奨はしていない。
【若年層】
○ 特に16歳以上40歳未満の者については、新型コロナウイルス感染症の重症化率・死亡率が低いことから、接種に
より期待される重症者・死亡者の減少数は必ずしも多くはない。
○ 一方、感染者数はこの年代において他の年代よりも多い状況にあり、新型コロナウイルス感染症による個人や社
会への影響は大きい状況にある。

論点
⑤-1 現時点で海外でも広く接種が進められていること、緊急のまん延予防のために実施する臨時接種の趣旨も踏
まえ、接種勧奨の規定は接種対象者全員に適用することとしてはどうか。
⑤-2 妊娠中の方については、慎重に判断することができるよう、努力義務を適用しないこととしてはどうか。
一方、海外の動向等を考慮し、授乳中の方については努力義務の適用は除外しないこととしてはどうか。
⑤-3 感染者総数に占める若年層の割合は高く、また、重症化・死亡するケースも少ないながらも発生しており、
医療提供体制にも一定の影響を与えていると評価できるため、現時点においては、若年層(16歳以上40歳未満)に
ついても努力義務の適用は除外しないこととしてはどうか。
加えて、接種順位が設定されていない40歳未満の者への広範な接種が始まるまでには、入手可能な最新の科学的
知見を踏まえて、努力義務の適用について改めて議論する機会を設けてはどうか。
44