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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (60 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00019.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第30回 2/10)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【3】オミクロン株の新型コロナワクチンへの影響について
(1)オミクロン株に対する新型コロナワクチンの有効性

オミクロン株に対する新型コロナワクチンの有効性(入院予防効果)①
米国のオミクロン株流行期におけるmRNAワクチンの入院予防効果は、ワクチン未接種の場合 ※1 と比べ、2回目接種後
14-179日で81%、180日以降で57%、追加接種後14日以降で90%であったと報告されている。
Thompson MG et al1(MMWR, 2022)
研究内容:2021年8月26日-2022年1月5日の期間中、米国10州
259病院における18歳以上の救急受診者※2及び入院者が対象。検査陽
性例を症例、検査陰性例を対照に設定し、mRNAワクチン(ファイ
ザー社ワクチン、モデルナ社ワクチン、または両ワクチン交互接種)
の有効性を分析したテストネガティブデザインの症例対照研究。

mRNAワクチンの入院予防効果

結果:222,711例の救急受診、 87,904例の入院が解析された。 未接
種者と比較した場合の、mRNAワクチン2回接種及び追加接種の入院
予防効果は以下の通りであった。
2021年8月-12月中旬(「デルタ株流行期」)
 90% [95% CI: 89-90](2回目接種から14-179日後まで)
 81% [80-82](2回目接種から180日以降)
 94% [93-95](追加接種から14日以降)
12月中旬以降(「オミクロン株流行期」)
 81% [65-90](2回目接種から14-179日後まで)
 57% [39-70](2回目接種から180日以降)
 90% [80-94](追加接種から14日以降)
※1 初回シリーズ、追加接種のいずれも接種していない者 ※2 救急センター (Emergency Department ;ED)、救急診療所(Urgent Care; UC)を含む
1.

Thompson MG, Natarajan K, Irving SA, et al. Effectiveness of a Third Dose of mRNA Vaccines Against COVID-19–Associated Emergency Department and Urgent Care Encounters and Hospitalizations 60
Among Adults During Periods of Delta and Omicron Variant Predominance — VISION Network, 10 States, August 2021–January 2022. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2022;71(4).

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