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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (58 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00019.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第30回 2/10)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【3】オミクロン株の新型コロナワクチンへの影響について
(1)オミクロン株に対する新型コロナワクチンの有効性

オミクロン株に対する新型コロナワクチンの有効性(発症予防効果)①
オミクロン株に対するファイザー社ワクチンを用いた追加接種の発症予防効果は約65%、モデルナ社ワクチンを用い
た追加接種の発症予防効果は約69%であったと報告されている。
Accorsi et al1(JAMA, 2022)
研究内容:2021年12月10日-2022年1月1日の期間中、米国49州
4,666施設において、症状のある18歳以上に対して行われた検査※1が
対象。検査陽性例を症例、検査陰性例を対照に設定し、発症に対する
mRNAワクチン追加接種の有効性を分析したテストネガティブデザイ
ンの症例対照研究。

mRNAワクチン追加接種の発症予防効果

結果:症例23,391例 (オミクロン株13,098例、デルタ株10,293例)、
対照 46,764例が解析された。 2回目接種後8か月の者※2と比べ、追
加接種者※3の発症における調整オッズ比と有効性は以下の通りであっ
た。
 3回全てmRNAワクチン※4を接種した場合
‒ 対デルタ株:0.16 [95% CI: 0.14-0.17]



(発症予防効果:84.5% [83.1-85.7])
対オミクロン株:0.34 [0.32-0.36]
(発症予防効果:66.3% [64.3-68.1])

なお、3回とも同一ワクチンを接種した場合の調整オッズ比は以下の
通りであった。
 3回すべてファイザー社ワクチンを接種した場合
‒ 対デルタ株:0.17 [0.16-0.19] (発症予防効果:約83%)
‒ 対オミクロン株:0.35 [0.32-0.37] (発症予防効果:約65%)
 3回すべてモデルナ社ワクチンを接種した場合
‒ 対デルタ株:0.13 [0.11-0.15] (発症予防効果:約87%)
‒ 対オミクロン株:0.31 [0.28-0.34] (発症予防効果:約69%)
1.

※1 米国保健福祉省(HHS)と提携している薬局の無料ドライブスルー検査
※2 以下の組み合わせ31,271例を含む。(BNT162b2:ファイザー社ワクチン。mRNA1273:モデルナ社ワクチン。 XX/XX:1回目/2回目に接種したワクチン)
BNT162b2/BNT162b2, mRNA-1273/mRNA-1273,
mRNA-1273/BNT162b2, BNT162b2/mRNA-1273
※3 追加接種後1か月時点の検査
※4 以下の組み合わせ21,707例を含む。(BNT162b2:ファイザー社ワクチン。mRNA1273:モデルナ社ワクチン。 XX/XX/XX:1回目/2回目/3回目に接種したワクチン)
BNT162b2/BNT162b2/BNT162b2, mRNA-1273/mRNA-1273/mRNA-1273,
BNT162b2/BNT162b2/mRNA-1273, mRNA-1273/mRNA-1273/BNT162b2,
mRNA-1273/BNT162b2/BNT162b2, BNT162b2/mRNA-1273/BNT162b2,
mRNA-1273/BNT162b2/mRNA-1273, BNT162b2/mRNA-1273/mRNA-1273.

Accorsi EK, Britton A, Fleming-Dutra KE, et al. Association Between 3 Doses of mRNA COVID-19 Vaccine and Symptomatic Infection Caused by the SARS-CoV-2 Omicron and Delta Variants. JAMA.
Published online January 21, 2022.

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