２．本日の論点：【２】妊娠中の者に対する公的関与の規定の適用について
（１）妊娠中の者に対する公的関与の規定の適用

第29回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
（令和4年1月26日）提出資料 一部改変

妊娠中の者の新型コロナワクチン接種に関する諸外国の対応状況

2022年1月11日時点

主要国においては、一般の接種対象者と同様に、妊娠中の者への新型コロナワクチン接種を推奨している（※）。
※主要国においては、日本のように努力義務の規定は設けられていない。

国/機関
米国

基本方針の
妊婦への接種に関する基本方針及び論拠
発出機関
CDC
 初回シリーズ：妊娠中の者に対して新型コロナワクチンの接種を推奨
 追加接種：妊娠中の者は追加接種をすべき

英国

NHS




初回シリーズ：妊娠中の者に対して新型コロナワクチン（ファイザー社またはモデルナ社ワクチン）を強く推奨
追加接種：妊娠中の者は追加接種をし得る

カナダ

NACI




初回シリーズ：妊娠中の者に対して新型コロナワクチン（ファイザー社またはモデルナ社ワクチン）を強く推奨
mRNAワクチンが接種できない場合は、ウイルスベクターワクチンを接種し得る
追加接種：妊娠中の者に対して追加接種を推奨

フランス

保健省




初回シリーズ：妊娠中の者に対して新型コロナワクチン（ファイザー社またはモデルナ社ワクチン）を推奨
追加接種：妊娠中の者に対して追加接種を推奨

ドイツ

保健省




初回シリーズ：妊娠中期以降の者に対して新型コロナワクチン（ファイザー社またはモデルナ社ワクチン）を推奨
追加接種：妊娠中の者は追加接種をし得る

イスラエル 保健省




初回シリーズ：妊娠中期以降の者に対して新型コロナワクチンを推奨
追加接種：妊娠中の者に対して追加接種を推奨

国際連合

WHO




（ファイザー社・モデルナ社）妊娠中の者に対して新型コロナワクチンの接種を推奨
（アストラゼネカ社）関連性は明らかになっていないものの、妊娠中の者は血小板減少症を伴う血栓症及び出血の
リスクが他の女性に比べて高く、利益が潜在的なリスクを上回る場合のみ妊娠中の者に対して新型コロナワクチン
の接種を推奨

EU

EMA



新型コロナワクチンの妊娠中の者に対する接種に関するデータは限定的。使用の判断はリスク・ベネフィットを考
慮した上で医療従事者と十分に相談して決定されるべき

SOURCE: CDC, NHS, NHS, NACI, Government of Canada, フランス保健省, フランス保健省, ドイツ保健省, イスラエル保健省, Clait, Clait, WHO, EMA, EMA, EMA

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