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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (49 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00019.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第30回 2/10)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【2】妊娠中の者に対する公的関与の規定の適用について

(1)妊娠中の者に対する公的関与の規定の適用

第29回厚生科学審議会予防接種・ワクチン
分科会(令和4年1月26日)提出資料

胎児に対する新型コロナワクチンの安全性
妊娠中の者に対する新型コロナワクチン接種は、ワクチン未接種の妊婦と比べて、早産またはSGA ※1 児のリスクの増
加と関連を認めなかったとの報告がある。
Lipkind et al1(MMWR, 2022)
研究内容:米国のVaccine Safety Datalink (VSD) に加盟する
医療機関8機関において、2020年5月17日-10月24日に妊娠
開始と推定され、2021年2月21日-7月31日に出産が予定され
ていた16-49歳の女性46,079人が対象。新型コロナワクチン
(ファイザー社、モデルナ社、ヤンセン社ワクチン)を接種し
た妊婦とワクチン未接種の妊婦について、早産※2、SGA児の発
生割合を比較した後ろ向きコホート研究。

早産・SGA児の発生割合及び調整ハザード比

結果:妊娠中に新型コロナワクチン(種類を問わず)を1回以
上接種した妊婦の結果は以下の通りであった。



発生割合(/100出生)
‒ 早産:4.9
‒ SGA児:8.2



調整ハザード比(新型コロナワクチン未接種の妊婦と比較)
‒ 早産:0.91 [95% CI: 0.82-1.01; p=0.06]
‒ SGA児:0.95 [0.87-1.03; p=0.24]
‒ 妊娠期間※3(中期、後期)、接種回数で層別化した解析にお
いても、早産、SGA児のリスク増加と関連を認めなかった。

※1 small-for-gestational-age;本研究では出生時体重が米国の参照人口における在胎期間別出生時標準に対して10パーセンタイル未満と定義。
※2 妊娠37週未満での出産 ※3 妊娠初期は対象者数が少ないため解析されなかった
1. Lipkind HS, Vazquez-Benitez G, DeSilva M, et al. Receipt of COVID-19 Vaccine During Pregnancy and Preterm or Small-for-Gestational-Age at Birth — Eight Integrated Health Care Organizations,
United States, December 15, 2020–July 22, 2021. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2022

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