よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-3-2          新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(スパイクバックス筋注) (38 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

No

年齢
(接種
時)

性別

接種日

発生日
(死亡日)

ロット番号

接種回数

死因等
(報告者による見解・考察等)

基礎疾患等

報告書上の記載

181

182

183

72歳

95歳

47歳







2022年3月11日

2022年8月20日

2022年8月24日

2022年7月7日

2022年8月21日

2022年8月26日

不明

3回目

予診票での留意点は無し。
接種2日目に下痢が出現、A院に入院。25日目、消化器内科
へ転院。CTで小腸浮腫を認める。31日目ころより紫斑が出
現。皮膚生検実施。34日目よりCre1.2と腎機能悪化を認め
た。上部下部消化管内視鏡検査で十二指腸・回腸末端に潰
瘍を認めた。40日目、Cre3.9と増悪傾向、ネフローゼ症候群
や血尿もみられることから、血管炎に伴うRPGNを疑い、精査
加療目的に報告者病院へ転院。41日目腎生検実施。Minimal
change nephrotic syndrome with focal glomerulosclerosis で
あった。腎生検免疫結果はIgA+C3陽性であり、電顕でも傍メ
サンギウム領域に高電子密度物質を認め、lgA血管炎として
矛盾しなかった。42日目、mPSL1000mg/日、3日間のステロイ
ドパルス施行。45日目~47日目、PSL80mg/日静注。48日目
からPSL60mg/日内服へ切替。51日目、手掌と足底に再度紫
斑出現。54日目、貧血の進行と血便があり、輸血と絶食補液
を行うこととなり、右内頚静脈よりCV再挿入しTPN開始。ステ
ロイドをPSL80mg/日静注に変更。59日目、フィブロガミン12ml
使用開始。61日目、紫斑は改善したがCre2.0で改善なし。出
IgA血管炎
血の改善を期待し61日目から3日間、mPSL50 mg/日パルス
を再度施行。62日目からはレクチゾール内服も開始。パルス
後はPSL80mg/日ivを継続し、4週間継続となったため、73日
目PSL60mg/日ivへ減量。84日目、Cre0.94まで改善認める。
尿量2000ml~3000ml/日と良好。95日目、PSL40mgと内服に
移行したが、下血に伴って内服を再度中止。100日目、
PSL40mg/日ivとし、103日目から105日目、アルブミン製剤。
104日目から106日目、フィブロガミン12mlを再度使用。105日
目では、腎機能の著明な低下を認め、尿量の著明低下。尿量
は少ないが浸出と下血量を含めると大きくプラスになっていな
いこと、対外循環はナファモスタットを使用することになり、出
血リスクになるので、透析はせず行っていた治療を継続とした
が下血止まらず。109日目、造影CT追加。回腸出血を認め緊
急AGで止血。貧血、下血は継続、輸血で対応。108日目、急
激な呼吸状態が悪化、HCUにて挿管管理となる。
116日目、PSL40mg/日iv、下血継続。NAD使用にて血圧は安
定していた。
118日目、血圧低下、心停止となり死亡。

不明
000225A
(~3/10の 4回目
情報に基
づく。)

4回目接種の6時間30分後に嘔吐。その後、血圧80台へ
低下し酸素飽和度測定不可。
不明
翌朝8時49分、死亡。
(~3/10の情報に基づく。)

000234A

病歴:脳性麻痺、てんかんにて施設療養中。誤嚥性肺炎
を繰り返すため、ワクチン接種の42日前に経皮内視鏡的
胃瘻造設術を受けた。術後経過は良好。
ワクチン接種は午前中。午後38.1℃発熱あり。夕方カロ
ナールを使用するも当夜は38.6℃と解熱せず。1日目の
夜、体温39℃、SPO2 88%。頻呼吸あり。2日目の朝、
呼吸停止。救急で搬送されるも心肺停止状態。約50分
後に死亡確認。死亡時CTで肺炎像認めたが心肺停止
に至る所見なし。新型コロナウイルス抗原定量陰性で
あった。

4回目

専門家による評価【令和5年1月20日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査

因果関係
(報告医評価)

他要因の可能
性の有無
(報告医評価)

対応するMedDRA PT

ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)

コメント

専門家による評価【令和5年3月10日時点】

評価に用いた報告内容注2

ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)

コメント
資料番号

症例No

ネフローゼ症候群

腎機能障害

出血性小腸潰瘍

不明

関連あり

γ

不明

(コメント無し)
※~12/16から変更なし。

γ

(コメント無し)
※~1/20から変更なし。

急速進行性糸球体腎炎

ヘノッホ・ショーンライン紫斑病

嘔吐
不明

不明

不明

γ

低血圧

(コメント無し)
※~12/16から変更なし。

γ

(コメント無し)

資料1-2-2-4 25742

不明
発熱
不明
発熱、頻呼吸、チアノーゼ
(~10/7の情報に基づく(集計・専 頻呼吸
門家評価対象期間(~9/4)後に報
告された内容))

不明

評価不能

有(肺炎)

γ

(コメント無し)
※~12/16から変更なし。

γ

(コメント無し)
※~1/20から変更なし。

チアノーゼ

184

185

186

60歳

91歳

81歳







2022年8月24日

2022年8月31日

2022年8月17日

2022年8月25日

2022年9月1日

2022年8月18日

000234A

000234A

000221A

4回目

4回目

4回目

不明
統合失調症と狭心症の治療薬を服用中。8/8にグループ
急性心不全
ホーム内で転倒、腰椎圧迫骨折にて入院。ワクチン接種
不明
当日、副反応なし。翌日の夜中、腹痛の訴えあり腹部
(~10/7の情報に基づく(集計・専 急性心不全
マッサージで改善し、入眠するも、朝の検温時、呼吸停
門家評価対象期間(~9/4)後に報
止の状態で発見され、死亡確認された。
告された内容))

不明

不明
病歴:高血圧、糖尿病、多発性肺癌

接種日当日、発熱なく経過。夕食3割程度接種し、粘稠
不明
痰を頻回に吸引施行。翌日の夜中、時折無呼吸あり。早 (~10/7の情報に基づく(集計・専 悪性新生物
朝、呼吸停止し、心停止。その後死亡確認された。
門家評価対象期間(~9/4)後に報
告された内容))

不明

既往症:脊髄新生物、高血圧、糖尿病
過去のいずれの接種も患者に副反応はなかった。
患者は頚髄腫瘍術後、高血圧、糖尿病で月1回話問診
を実施。

評価不能

不明
評価不能

不明


不明
(~10/7の情報に基づく(集計・専 悪性新生物
門家評価対象期間(~9/4)後に報
(~10/7の情報に基づく(集計・専門家評価対象期間(~
告された内容))
9/4)後に報告された内容))

有(狭心症また
は薬剤性急性
心不全)

γ

有(癌終末期)

γ

関連あり
評価不能
(~3/10の情報 有(心疾患)
に基づく。)

不明

38

γ

(コメント無し)
※~12/16から変更なし。

(コメント無し)
※~12/16から変更なし。

4回目のワクチン接種翌日の死亡であるが、死亡前後の
心肺機能等の評価に関する情報が不足しており、本剤と
死亡との因果関係を判断するのは困難である。

γ

γ

γ

(コメント無し)
※~1/20から変更なし。

(コメント無し)
※~1/20から変更なし。

脊髄新生物に関する記載がない。

資料1-2-2-4 25747