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こども家庭庁・厚労省保険局へ要望 (10 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/home/about/newsrelease/
出典情報 こども家庭庁・厚労省保険局へ要望(5/22)《日本看護協会》
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Ⅰ-1-1

高度な急性期入院医療を提供する病院における適切な夜間看護職員配置の評価




看護職員夜間配置加算に10対1の評価を新設されたい。
新設にあたっては、患者の重症度やタスクシフト・シェア状況を加味し、急性期一般入院料1
や夜間の急性期看護補助体制加算を算定している医療機関を対象とされたい。



日本看護協会が実施した「急性期看護実態調査」の結果、急性期一般入院料1かつ看護職員夜間配置加算12対1を算定している
病院(226施設)のうち、病院全体で夜間看護職員配置10対1を満たしている病院が7割(158施設)あり、そのうち69.4%の
病棟で10対1よりも手厚い看護職の配置を必要としている現状が示された。なお、これらの病院のうち69%は夜間急性期看護
補助体制加算を算定し、既に看護補助者との夜間のタスク・シフトも推進している。



背景には、在院日数の短縮や医療の高度化、患者の重症化等を受けて、急性期入院医療において短期間で集中的な看護・医療
の提供が求められた結果、昼間だけでなく、夜間であっても治療や手厚いケアが必要な患者が増加している現状がある。



実際に、夜間帯において看護職員を10対1で配置している病棟は、それ以外の病棟に比べて、重症患者に対応し昼夜問わず治
療・処置の頻度が高いだけでなく、療養指導や説明対応、ICの同席も多く実施していた。なおかつ、夜間の転倒・転落などの
事故も未然に防ぎ、入院時の予定通り、DPC入院期間Ⅱ期までに退院できる患者が多かった。

■看護職員夜間配置加算12対1を算定している病院のうち、病院全体で夜間10対1を満たす病院
では、既に7割近くの病棟で10対1より手厚い配置を必要としている。

表1

各項目の値は中央値。検定結果については、Mann-WhitneyのU検定
で順位和をもとに検定した(**:<0.01、 *:<0.05、 NS:有意差なし)

図1 看護職員夜間配置12対1算定病院における、病棟ごとの夜間看護職員配置の状況
26.2%

20.2%

23.0%

19.6%

夜間看護職員配置10対1を満たす病棟と
それ以外の病棟に分けた2群比較

夜間看護職員配置10対1

7.2% 3.8%

項目

n=1,146病棟(158病院)

0%

10%
(X対 1)

20%
8未満

69.4%40%
30%

50%

60%

70%

9未満

11未満

12未満

12以上

10未満

80%

90%





100%

【夜間に看護職員を10対1配置している病棟の特徴】
■夜間の看護職員配置が10対1とそれ以外の病棟で比較した結果、以下の点で有意差が認められた。

患者像
看護業務
アウトカム

• 酸素投与やME機器の使用割合、夜間に点滴を実施している患者が多い。
• 昼夜問わず医師からの追加指示がある(状態変化のある)患者が多い。
ME機器の管理や状態変化に応じた点滴などの処置に加えて、昼夜問わず、
看護計画の見直し・患者への指導・説明対応やICの同席を多く実施している。
• DPC入院期間ⅠおよびⅡの退院割合が多い。
• 新規褥瘡発生率や日中・夜間の転倒・転落が少ない。












必要度該当患者割合
75歳以上患者割合
認知症患者割合
夜間入院・転出入・退院割合
ME機器等使用患者割合
患者等説明対応回数(※)
IC同席回数(※)
看護計画見直し患者数(※)
患者・家族指導回数(※)
バイタル測定回数(※)
点滴実施回数(※)
医師の追加指示回数(※)
新規褥瘡発生率
転倒・転落発生率(夜間)
平均在棟日数
DPC入院期間Ⅰ退院割合
DPC入院期間Ⅱ退院割合

満たす病棟
(n=1211)
34.9
44.3
5.1
6.4
13.3
7.8
0.0
3.9
4.8
405.5
138.9
32.3
0.0
0.81
9.8
13.9
45.7

検定
満たさない病棟 結果
(n=1092)
34.3
NS
45.7
**
5.7
*
5.7
**
12.1
**
6.5
**
0.0
**
3.1
**
3.7
*
376.3
**
138.3
*
29.2
*
0.5
**
0.84
**
11.1
**
12.3
**
44.7
*

※夜間(17時~8時)の回数(在棟患者200人日換算)による
出典:日本看護協会 2022年急性期看護実態調査

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