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こども家庭庁・厚労省保険局へ要望 (20 ページ)
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公開元URL | https://www.nurse.or.jp/home/about/newsrelease/ |
出典情報 | こども家庭庁・厚労省保険局へ要望(5/22)《日本看護協会》 |
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Ⅰ-3-4
特別訪問看護指示書の月2回交付対象の拡大
•
特別訪問看護指示書が月2回交付できる対象に、「がん以外のターミナル期」「難治性皮膚潰
瘍」を追加されたい。
•
医療保険の訪問看護で、特別訪問看護指示書※の 1回の有効期間(14日間)を超えて頻回又は長時間の訪問が必要となり、
利用者負担又は事業所の持ち出しにより訪問したケースが「あり」と回答した訪問看護事業所は10.8%であり、利用者の状態
は「急性増悪」48.5%、「がん以外の終末期」39.6%、「難治性皮膚潰瘍」22.8%などであった。
•
介護保険の訪問看護で、ケアプランで設定された訪問回数・時間を超えて頻回又は長時間の訪問が必要となり、利用者負担
又は事業所の持ち出しにより訪問したケースが「あり」と回答した事業所は27.2%であり、利用者の状態は「がん以外の終末
期」が35.0%、「一時的な摂食障害や感染症等への点滴投与」34.1%などであった。
■特指示が月1回しか交付できない対象者の中にもがん以外の終末期、難治性皮膚潰瘍
等、頻回な訪問が必要な利用者が一定程度存在しており、こうした利用者に対して、
現行では利用者負担又は事業所の持ち出しで対応している。
図1 特別訪問看護指示書やケアプランの範囲を超えて、頻回又は長時間の訪問が必要となり、
利用者負担又は事業所の持ち出しにより訪問したケース(2022年6月~8月)
当該利用者の状態
ケースの有無(n=1879)
件数
割合(%)
医療保険
無回答
98
48.5
急性増悪
あり
80
39.6
がん以外の終末期
1.5%
10.8%
43
21.3
退院直後
46
22.8
難治性皮膚潰瘍
45
22.3
その他
なし
202
100.0
全体
87.8%
割合
件数 (%)
介護保険
無回答
1.3%
なし
71.5%
あり
27.2%
認知症、BPSD等
がん以外の終末期
血糖測定やインスリン注射、在宅酸素、腹膜
透析等、自己注射や医療機器等の導入
難治性皮膚潰瘍
一時的な摂食障害や感染症等への点滴投与
(補液、抗生剤等)
その他
無回答
全体
149 29.2
179 35.0
79 15.5
57 11.2
174 34.1
213 41.7
9 1.8
511 100.0
■がん以外の終末期の患者も、疼痛や呼吸苦等への緩和
ケア等、重要かつ頻回なケアを必要としている
図2 「がん以外の終末期」利用者への利用者負担/持
ち出しによる訪問看護の主な内容(n=179)
(%)
疼痛管理
30.2
呼吸苦等の緩和
57.0
せん妄への対応
26.3
睡眠障害や排泄障害への支援
40.8
家族支援
66.5
清潔ケア
54.2
その他
20.1
無回答
0.6
0
20
40
60
80
出典:日本看護協会 2024年診療報酬・介護報酬改定等に向けた訪問看護実態調査
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特別訪問看護指示書の月2回交付対象の拡大
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特別訪問看護指示書が月2回交付できる対象に、「がん以外のターミナル期」「難治性皮膚潰
瘍」を追加されたい。
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医療保険の訪問看護で、特別訪問看護指示書※の 1回の有効期間(14日間)を超えて頻回又は長時間の訪問が必要となり、
利用者負担又は事業所の持ち出しにより訪問したケースが「あり」と回答した訪問看護事業所は10.8%であり、利用者の状態
は「急性増悪」48.5%、「がん以外の終末期」39.6%、「難治性皮膚潰瘍」22.8%などであった。
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介護保険の訪問看護で、ケアプランで設定された訪問回数・時間を超えて頻回又は長時間の訪問が必要となり、利用者負担
又は事業所の持ち出しにより訪問したケースが「あり」と回答した事業所は27.2%であり、利用者の状態は「がん以外の終末
期」が35.0%、「一時的な摂食障害や感染症等への点滴投与」34.1%などであった。
■特指示が月1回しか交付できない対象者の中にもがん以外の終末期、難治性皮膚潰瘍
等、頻回な訪問が必要な利用者が一定程度存在しており、こうした利用者に対して、
現行では利用者負担又は事業所の持ち出しで対応している。
図1 特別訪問看護指示書やケアプランの範囲を超えて、頻回又は長時間の訪問が必要となり、
利用者負担又は事業所の持ち出しにより訪問したケース(2022年6月~8月)
当該利用者の状態
ケースの有無(n=1879)
件数
割合(%)
医療保険
無回答
98
48.5
急性増悪
あり
80
39.6
がん以外の終末期
1.5%
10.8%
43
21.3
退院直後
46
22.8
難治性皮膚潰瘍
45
22.3
その他
なし
202
100.0
全体
87.8%
割合
件数 (%)
介護保険
無回答
1.3%
なし
71.5%
あり
27.2%
認知症、BPSD等
がん以外の終末期
血糖測定やインスリン注射、在宅酸素、腹膜
透析等、自己注射や医療機器等の導入
難治性皮膚潰瘍
一時的な摂食障害や感染症等への点滴投与
(補液、抗生剤等)
その他
無回答
全体
149 29.2
179 35.0
79 15.5
57 11.2
174 34.1
213 41.7
9 1.8
511 100.0
■がん以外の終末期の患者も、疼痛や呼吸苦等への緩和
ケア等、重要かつ頻回なケアを必要としている
図2 「がん以外の終末期」利用者への利用者負担/持
ち出しによる訪問看護の主な内容(n=179)
(%)
疼痛管理
30.2
呼吸苦等の緩和
57.0
せん妄への対応
26.3
睡眠障害や排泄障害への支援
40.8
家族支援
66.5
清潔ケア
54.2
その他
20.1
無回答
0.6
0
20
40
60
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出典:日本看護協会 2024年診療報酬・介護報酬改定等に向けた訪問看護実態調査
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