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こども家庭庁・厚労省保険局へ要望 (29 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/home/about/newsrelease/
出典情報 こども家庭庁・厚労省保険局へ要望(5/22)《日本看護協会》
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Ⅱ-2-3


夜間勤務における負担軽減の更なる推進

夜間看護体制加算等において、複数の項目を満たすことが施設基準とされている「夜間にお
ける看護業務の負担軽減に資する業務管理等に関する項目」に、「連続夜勤後の48時間の休
息」を選択項目として追加されたい。

• 「過労死等の防止のための対策に関する大綱」(2018年)において、「看護師等の夜勤対応を行う医療従事者の負担軽減のた
め、勤務間インターバルの確保等の配慮が図られるよう検討を進めていく」ことが示されている。
• 「労働時間等の設定の改善に関する特別措置法」に基づく「労働時間等設定改善指針」(2018年)において、「深夜業の回数
制限」(労使協議事項)、「勤務間インターバル導入」(事業主努力義務)が示されているが、現状の労働法制では、夜勤に
関する労働規制はない。
• 生体リズムは2日間で固定されるため、2回連続して夜勤を行う(夜勤時間 の長短にかかわらず「夜間帯に働く」)ことで、
夜型に固定されるといわれている。よって、一般社会と同じ昼型の生体リズムを維持するために、2回連続の夜勤の後は、2
日間(48時間以上)の休息を確保し、深夜勤務明けの夜間睡眠ともう1回の夜間睡眠を取る必要がある1)。
1)日本看護協会:看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン(2013)

• 夜勤明けは、疲労回復のための昼間睡眠を取ったとしても、睡眠の持続時間が短く、熟眠が得られにくい。
■二交代制勤務*(変則二交代を含む)の場合、夜勤後の休息について、2回連続夜勤後にはおおむね48時間以上を確保していると回答した
医療機関は58.6%。


夜勤・交代制勤務ガイドラインの勤務編成の実施状況 二交代制勤務(n=1,595)
勤務と勤務の間隔は11時間以上あける
勤務の拘束時間は13時間以内とする

(%)

(%)

94.0

20.6

25.6

48.8

夜勤の連続回数は2連続(2回)までとする

91.2

連続勤務日数は5日以内とする

76.3

休憩時間は夜勤の途中で1時間以上を確保する

90.7

夜勤の途中で連続した仮眠時間を設定する

79.9

夜勤後の休息について、1回の夜勤後にはおおむね24時間以上を確保する
夜勤後の休息について、2回連続夜勤後にはおおむね48時間以上を確保する
少なくとも1か月に1回は土曜・日曜ともに前後に夜勤のない休日をつくる

92.9
58.6
54.7

夜勤・交代制勤務者の早出の始業時間は朝7時より前を避ける
実施している

現在検討している

25.0
31.8
81.3

取り組む予定はない

3.7
0.8
1.5
5.0
2.6
2.7
3.6
14.9 6.4 2.4
5.6
1.9
1.8
10.2 7.42.5
5.1
0.9
1.1
10.0 6.3
11.4 2.1
2.27.1

9.4

無回答・不明
出典:日本看護協会

2019年病院および有床診療所における看護実態調査

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