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こども家庭庁・厚労省保険局へ要望 (22 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/home/about/newsrelease/
出典情報 こども家庭庁・厚労省保険局へ要望(5/22)《日本看護協会》
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Ⅰ-3-6



専門性の高い看護師等による介護施設等への支援・相談活動への評価

特養等、現行では訪問看護が受けられない場所に居住している患者であっても、がん緩和ケ
ア、褥瘡ケア又は人工肛門及び人工膀胱ケアが必要な場合に、居宅同様、専門性の高い看護
師等による訪問・指導が受けられるよう、対象を拡大されたい。
特養、短期入所生活介護における訪問看護の提供について、非がんのターミナル患者につい
ても訪問看護サービスが提供できるよう、算定対象を拡大されたい。



在宅で療養しているがん、真皮を越える褥瘡、人工肛門・人工膀胱の管理が困難な患者については、専門の研修を受けた看
護師と他の訪問看護ステーション等の看護師とが共同して同一日に看護又は療養上必要な指導を行った場合に評価が受けら
れるが、特養においては、外部からの訪問看護が受けられる対象が「末期がん」に限定されているため、それ以外の利用者
については訪問することができない。施設入居者であっても在宅同様の支援が受けられるよう、専門性の高い看護師が訪
問・指導を行った場合にも算定できるように評価されたい。



高齢多死社会の進展とともに、特養、短期入所生活介護における看取りが増えている。看取り期には、疼痛や呼吸苦等への
緩和ケアや、睡眠障害・排せつ障害等への援助、ケアに関わる介護職への支援等、24時間の頻回な見守りや集中的なケアが
必要である。現在は、末期がんの患者のみが外部からの訪問看護を受けられるが、非がんのターミナル患者についても、同
様の支援が必要であるため、訪問対象に追加されたい。

■施設内に看護職員が少ない短期入所生活介護等においても看取り
期の利用者や医療的ケアの必要な利用者を多く受け入れており、
処置や疼痛緩和等、の医療的ケアを多く実施している実態がある。
図1

過去1年間の看取り期の利用者の受入実績

図2

医療的ケアの必要な利用者有無

出典:令和4年度老健事業「短期入所生活介護における効果的なサービス提供のあり方に関する調査研究事業」報告書

図3 過去1年間の看取り期の利用者の受入れている事業所の医療的
ケアの対応内容 複数回答(n=184)

(%)

出典:短期入所生活介護における効果的なサービス提供のあり方に関する調査研究事業報告書
(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 令和5年3月)

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