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こども家庭庁・厚労省保険局へ要望 (16 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/home/about/newsrelease/
出典情報 こども家庭庁・厚労省保険局へ要望(5/22)《日本看護協会》
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外来における在宅療養支援の質向上に向けた取り組み

外来における重症化予防、在宅療養支援の質向上に向け、外来で看護師が療養指導を行う在
宅療養指導料等の要件として、療養指導を実施する看護師の研修受講を努力義務化されたい。



2040年に向けて、医療機能の分化・強化が求められている中、外来における在宅療養支援の重要性が高まっている。在宅療
養支援に関わる看護職員には、「医療」と「生活」の双方の視点をもって、病状管理及び医療処置、治療継続、意思決定、在
宅サービス利用等に関する支援を行い、患者のセルフケア能力の維持・向上を図り地域での療養を支える役割が期待されてい
る。



外来医療・看護の質向上のための研修受講の必要性を現場は感じているものの、外来看護師に特化した研修が少なく、厚生労
働省看護職員確保対策特別事業において、研修作成および試行事業を実施した。



3病院11診療所で計看護職員143名が受講し、アンケートの結果、外来における療養指導の必要性や療養生活を継続するため
の社会資源の情報、地域で切れ目のない在宅療養支援を行う上での自施設の役割の理解等が深まったことが分かった。またそ
れによって、自施設での課題を明確化することができるなど、外来における療養支援に対する意識の向上が図られた。

■外来看護職員の役割発揮の上で、人材育成(知識・技術の向上)が
最も課題となっている
図1

外来医療・看護にかかわる今後の取組み課題(n=2,668)

■外来看護職員が研修を受ける機会は限られており、
支援が必要
図2

過去1年間の外来看護に関する研修受講歴

■外来看護職員にとって研修は非常に有意義であった
図3

研修受講者による、研修への印象

※「全く有意義ではなかった」=1点
「非常に有意義であった」=10点

出典:日本看護協会 2021年病院看護・外来看護実態調査
出典:日本看護協会 「外来看護職員の在宅療養支援能力向上のための研修」試行実施
受講者対象アンケート結果

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