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こども家庭庁・厚労省保険局へ要望 (19 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/home/about/newsrelease/
出典情報 こども家庭庁・厚労省保険局へ要望(5/22)《日本看護協会》
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Ⅰ-3-3

訪問看護における看護職員の夜間対応の負担軽減の推進



24時間対応体制加算を届出ている訪問看護事業所において、実際に緊急訪問に対応し、加え
て夜間の利用者対応に関する負担軽減策を講じている場合、一段高い評価を新設されたい。



訪問看護事業所においては、在宅療養患者の医療ニーズ対応や看取りを支えるため、多くの事業所で24時間365日体制でオン
コールや緊急訪問対応を行っている。



一方で、病院等と比較して事業所規模も小さいため、限られた人数で対応せざるをえず、看護職員の精神的・身体的負担、夜
間の安全確保等、多くの課題を抱えており、人員確保への影響も懸念される。



長く働き続けられる環境整備のためにも、1人あたりの夜間対応時間を少なくするための工夫や、夜間対応後の休息の確保、
適切な処遇、安全管理・ハラスメント対策、補助者や事務職員、ICT活用による業務効率化等により、訪問看護職員の負担軽
減を図っている場合に、一段高く評価されたい。
■事業所の緊急訪問回数を看取り割合別にみたところ、看取り割合が高い
事業所では緊急訪問の対応回数が多く、事業所規模や利用者数に関わ
らず、積極的に重度者対応や看取りの役割を果たしている事業所ほど、
特に夜間対応の負担が重くなっていると考えられる

■訪問看護事業所では夜間の利用者対応に関連して、身体的・精神的負担
や安全確保、人材確保への影響等、様々な課題を抱えている。

図1

夜間の利用者対応に関連する課題

図2

(n=1,879)
(%)

看護職員の精神的・身体的負担が大きい

83.5

夜間・休日対応できる看護職員が
限られているため負担が偏る

69.6

夜間訪問時の看護職員の安全確保が難しい

38.2

夜間・休日対応がネックとなり
看護職員の新規採用が難しい

36

看護職員の離職につながってしまう

30.7

緊急訪問しても報酬が算定できないケースがある

29

主治医や多職種との連携が難しい

23.1

他事業所とオンコール対応のシェアができない

15.1

その他

4.4

あてはまるものはない

3.5

0

20

40

60

80

出典:日本看護協会 2024年度診療報酬・介護報酬改定等に向けた訪問看護実態調査

ターミナル利用者割合別





全体

(n=497)



30%以上

(n=41)

定 20~30%未満

(n=66)


用 10~20%未満

(n=187)

の 5~10%未満

(n=148)



5%未満

(n=55)


0%

100

緊急訪問の回数(2022.8月)

平均訪問
回数

15.7回
36.4回
21.3回
15.8回
10.7回
6.4回
20%

40%

60%

0回

1~4回

5~9回

10~19回

30~39回

40~49回

50回以上

無回答

80%

出典:日本看護協会 2024年度診療報酬・介護報酬改定等に向けた訪問看護実態調査

100%

20~29回

13