-
2014年07月28日(月)
[DPC] I群病院からヒアリング、III群病院等の機能評価が十分か否かを検証
- 厚生労働省は7月28日に、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会を開催した。 この日も、前回に引続き(1)ICD-10見直しへの対応(2)CCPマトリックス(3)医療機関群のあり方―などを議題とした。◆ICD-10見直しへの対応、28年度改定では行わない方向 (1)のICD-10(国際疾病分類)は、異なる国や地域の疾病データについての比較、分析を容易にするためにWHO(世界保健機関)が作成した疾病分類である。 現在、DPC制度はICD-10・・・
-
2014年07月25日(金)
[医療改革] 医療介護提供体制の柱となる「総合確保方針」策定論議始まる
- 厚生労働省は7月25日に、「医療介護総合確保促進会議」の初会合を開催した。 先ごろ成立した医療介護総合確保法(地域における医療及び介護の総合的な確保の推進に関する法律)では、厚生労働大臣に対して「地域における医療及び介護を総合的に確保するための基本的な方針(総合確保方針)」を定めるよう命じている(p3参照)(p6参照)。 本会議では、この総合確保方針に関係者の意見を反映させるために設置されたも・・・
-
2014年07月24日(木)
[医療保険] 医療保険改革に向け現時点の意見整理、秋以降に具体的議論再開
- 厚生労働省は7月24日に、社会保障審議会「医療保険部会」を開催した。 この日は、医療保険制度改革に向けた議論の1巡目を終え、現時点での主な意見の整理を行っている(p4~p21参照)(p22~p198参照)。 社会保障・税一体改革の一環として、医療保険制度改革も重要テーマの1つになっている。社会保障制度改革国民会議や、社会保障改革プログラム法では、医療保険制度について「高齢者医療制度の見直し」「国保の都道府県・・・
-
2014年07月17日(木)
[社会保障] 円滑な社会保障改革を進めるため、推進会議がスタート
- 政府は7月17日に、社会保障制度改革推進会議の初会合を開催した。 社会保障制度改革については、昨年(平成25年)8月に社会保障制度改革国民会議が報告書をまとめた(p5参照)。 その後、改革内容とスケジュールを定めた社会保障改革プログラム法(いわゆるプログラム法)が成立(平成25年12月)し、このスケジュールに則って「医療介護総合確保推進法」等が成立している(平成26年6月)(p5参照)。 ところで国民会・・・
-
2014年06月27日(金)
[高齢者] 社会保障改革では「選択と集中」が不可欠、給付対象の限定も検討
- 財務省は6月27日に、「高齢社会における選択と集中に関する研究会」報告書を発表した。 この研究会は2013年(平成25年)12月から2014年(平成26年)3月にかけて開かれ、「高齢者のニーズ」「ニーズへの対応に関する官と民の役割分担のあり方」「『選択と集中』を意識した、官民それぞれの高齢化に対する取組のあり方」などを研究してきた。 報告書は、研究会メンバーによる各専門分野の発表をベースにした論文をまとめたものと・・・
-
2014年06月25日(水)
[介護保険] 定期巡回・随時対応等に独自の区分支給限度基準額設けるべきか
- 厚生労働省は6月25日に、社会保障審議会の「介護給付費分科会」を開催した。 この日も平成27年度の介護報酬改定に向けた議論を行った。テーマは、(1)区分支給限度基準額(2)ケアマネジメント―の2点。◆定期巡回・随時対応サービスなどに「独自の区分支給限度基準額」設定すべきか 介護サービスの中には、生活支援など「あれば便利」なものが多く、利用に歯止めがかかりにくい。また、同じ要介護度であっても利用者の心身状況・・・
-
2014年06月25日(水)
[医療改革] 医療介護総合確保法に基づき、医療・介護の総合確保方針を策定
-
- 「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」の一部の施行等について(6/25付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医政局、社会・援護局、老健局 カテゴリ: 医療制度改革 医療提供体制 介護保険
-
2014年06月20日(金)
[医療改革] 病床機能分化進めるための新基金、国の負担は3分の2に決定
- 安倍内閣は6月20日の閣議で、「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令」を決定した。 これは、6月18日に成立した医療介護総合確保推進法の施行に向けた関係政令の1つである。 医療介護総合確保推進法は、社会保障・税一体改革を進めるもの。 医療提供体制に関しては、「病床機能報告制度や地域医療構想(地域医療ビジョン)を策定し、・・・
-
2014年06月17日(火)
[薬価] 薬価改定の頻度、「2年に1回」堅持を決議 自民党厚生労働部会
- 自由民主党の厚生労働部会は6月17日に、「薬価毎年改定に関する決議」を行った。 経済財政諮問会議等では、財政再建に向けた社会保障費(とりわけ医療・介護費)の伸びを抑制する手法の1つとして「薬価を毎年改定し、薬剤費を引下げる」ことが検討されている。 この点、自民党の部会は「昭和50年代に薬価の毎年改定が試行されたが、医薬品卸業者の約9割が薬価調査への協力を拒否する事態となり、それ以降は『2年に1回、診療報・・・
-
2014年06月04日(水)
[高齢者医療] 高齢者医療の最適運営主体の明確化要望 高齢者医療広域連合
-
- 高齢者医療制度等に関する要望・提言(6/4)《全国後期高齢者医療広域連合協議会》
- 発信元:全国後期高齢者医療広域連合協議会 カテゴリ: 医療保険 高齢者
-
2014年06月04日(水)
[医療改革] 医療費支出目標は「適切な地域医療の阻害要因」となる 日医
- 日本医師会は6月4日の定例記者会見で、財政制度等審議会財政制度分科会がまとめた「財政健全化に向けた基本的考え方」(5月30日発表)に対する見解を発表した。 基本的考え方では、医療費の伸びを抑制する方策として次のような手法をとってはどうかと提案している。(1)保険給付範囲について、「外来受診時の定額負担制(3割負担とは別個の少額負担)」「70歳以上の高額療養費における特例の見直し」「医薬品費における参照価・・・
-
2014年05月28日(水)
[医療保険] 健保連等が「高齢者医療、とくに前期高齢者への公費拡充」要望
- 厚生労働省は5月28日に、社会保障審議会「医療保険部会」を開催した。 この日も前回に続き、(1)市町村国保(p20~p67参照)(2)被用者保険(p68~p94参照)(p95~p104参照)(3)高齢者医療制度(p105~p149参照)―といった制度面の議論を行った。 まず(2)の被用者保険については、全国健康保険協会(p151~p188参照)と健保連(p189~p203参照)からそれぞれ意見が発表されている。 全国健康保険協会は、・・・
-
2014年05月23日(金)
[医療保険] 全面総報酬割導入など医療保険部会の議論を報告 協会けんぽ
- 全国健康保険協会は5月23日に、運営委員会を開催した。 この日は、(1)社会保障審議会「医療保険部会」の議論(2)協会けんぽの財政基盤強化行動計画―の2点を議題とした。 (1)の医療保険部会の議論については、4月21日と5月19日に開催された部会の議論内容が報告された。報告された部会の内容を眺めてみよう。 厚生労働省は被用者保険の課題について、(i)協会けんぽの財政基盤を強化するために国庫補助水準を検討する(i・・・
-
2014年04月25日(金)
[介護保険] 滋賀県では介護予防基金を設置し、介護予防教室などに助成
- 厚生労働省は4月25日に、「都道府県 介護予防担当者・アドバイザー合同会議」を開催した。 社会保障・税一体改革の一環として、現在、国会で「医療介護総合確保推進法案」が審議されている。その中では、介護保険に関し、地域包括ケアシステムの構築を目指して「要支援者への訪問・通所介護を、介護保険から地域支援事業に移管する」「地域包括支援センターの機能強化など、地域支援事業を充実する」などの見直しが予定されてい・・・
-
2014年04月23日(水)
[健診] 妊婦健診、国の標準的検査項目「全て実施」は58.9%にとどまる
-
- 妊婦健康診査の公費負担の状況にかかる調査結果について(4/23)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 母子保健課 カテゴリ: 保健・健康 調査・統計
-
2014年04月09日(水)
[医療改革] 行政・医療提供者・患者等の責務定める「医療基本法」案 日医
- 日本医師会は4月9日の定例記者会見で、「医療基本法」の制定に向けた具体的提言を発表した。これは、会内の「医事法関係検討委員会」が、横倉会長の諮問を受けて検討した結果をまとめたもの。 我が国には、医療に関する法律として医療法、健康保険法、医師法などがあるが、これらの根幹となる基本法(医療基本法)は存在しない。そのため、「医療提供体制と診療報酬の齟齬などの問題が生じる」「医師と患者の信頼関係をより深く・・・
-
2014年04月08日(火)
[消費税] 消費税増税増収5兆46億円、うち社会保障の充実へは約4962億円
- 政府は4月8日に、「社会保障の充実のための消費税増税による増収分の使い道に関する質問」に対する答弁書を公表した。 平成26年4月1日、「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律」(平成24年法律第68号)および「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律」(平成24年法律第69号)(以下、税制・・・
-
2014年04月02日(水)
[医療保険] 26・27年度の後期高齢者保険料、1人当たり平均で月額5668円
- 厚生労働省は4月2日に、後期高齢者医療制度の平成26・27年度の保険料率を発表した。 後期高齢者医療制度は平成20年度からスタートした、75歳以上の高齢者を対象とする新たな医療保障制度である。かつての老人保健制度と異なり、75歳以上の人にも保険料負担が求められている。 財源構成を見ると、公費(税金)が5割、若人からの支援金(後期高齢者支援金)が4割、高齢者自身の保険料が1割となっている(このほかに高齢者の一部・・・
-
2014年03月28日(金)
[救急医療] 救急業務高度化に向け、タブレット型PCやビデオ喉頭鏡の活用を
- 総務省消防庁は3月28日に、「平成25年度 救急業務のあり方に関する検討会」報告書のポイントを公表した。報告書本体は近く公表される見込み(p1参照)。 救急車の出動件数、搬送人員が増加を続ける中で、消防庁は「救急業務のあり方に関する検討会」を設置し、救命効果のさらなる向上に向けた取組みを模索している。 平成25年度の検討会では、(1)救急業務の高度化(p3~p4参照)(2)消防と医療の連携(p4参照)(・・・
-
2014年03月26日(水)
[大学病院] 国立大学病院、教育・研究・診療等の機能に鑑みた計画策定を
- 文部科学省は3月26日に、「今後の国立大学附属病院施設整備に関する検討会」報告書を公表した。 この検討会では、国立大学附属病院に求められる「高度で質の高い医療」「病院機能の高度化」等を実現するために必要な施設整備について、平成24年12月から議論を重ねてきた(p1参照)。 国立大学附属病院には、高度な医療提供のほかに「医師の養成」などの役割もある。報告書では、(1)教育(2)研究(3)診療(4)地域貢献・・・
-
2014年03月26日(水)
[介護報酬] 消費税率8%への引上げに伴い、介護報酬の基本報酬を引上げ
- 厚生労働省は3月26日に、「平成26年度介護報酬改定に伴う関係告示の一部改正」について発表した。 平成26年4月1日からの消費税率引上げ(8%)に伴い、介護事業者が負担する控除対象外消費税(介護保険サービスは消費税非課税なため、事業者が消費税を負担している)が拡大する。 そこで、介護事業者の経営安定を図るために、この消費増税による事業者の負担を補填する介護報酬改定(プラス0.63%)を行うものだ。 引上げられ・・・
-
2014年03月21日(金)
[診療報酬] マイナス改定を批判、診療報酬の大幅引上げ要求を決議 保団連
-
- 2014年度新点数検討会決議(3/21 )《全国保険医団体連合会》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 診療報酬 医療提供体制
-
2014年03月10日(月)
[社会保障] 財政健全化、医療・介護費の拡大に合わせ18%の消費税率求める
- 財務省は3月10日に、財政制度等審議会「財政制度分科会」を開催した。 この日は、有識者・委員からのヒアリングなどを行った。 有識者として意見を述べたのは、大和総研調査提言企画室の鈴木室長。政府財政の課題と長期展望を報告した(p16~p30参照)。 鈴木室長は現行制度を前提に、将来の政府の財政を長期にわたって見通すと政府の財政が黒字化せず、赤字拡大が続いていくと予測。「社会保障費の拡大が最大の問題だ。当・・・
-
2014年03月10日(月)
[介護保険] 保険料3原則遵守は490保険者、減免する保険者の93.5%
- 厚生労働省は3月10日に、介護保険最新情報Vol.358を公表した。 今回は、同日付の事務連絡「平成25年度介護保険事務調査の集計結果について」を掲載している。 介護保険事務調査は、平成25年4月1日現在の(1)保険料(p3~p4参照)(2)要介護認定(p5参照)(3)地域支援事業(p6~p8参照)(4)給付(p8~p9参照)―などの実態を集計したもの。 (1)の保険料については、65歳以上の第1号被保険者の状況を見ると、・・・
-
2014年03月03日(月)
[医療提供体制] 病棟機能分化推進のための新たな基金、26年9月に交付額内示
- 厚生労働省は3月3日に、全国医政関係主管課長会議を開催した。 これは、厚労省医政局が所管する事業について、平成26年度の重点項目や留意事項を都道府県の担当者に説明するもの。 冒頭、原医政局長は「少子高齢化により医療需要は増大し、医療提供体制の再構築が求められている。2025年を見据えた医療構想が必要であり、26年度は財源に消費税を活用した新たな財政支援制度(基金)を創設する。公平な配分により地域の実情に応・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。