調査概要
介護保険施設のリスクマネジメントに関する調査研究事業一式
１．調査目的
介護保険施設のリスクマネジメントについて、令和３年度介護報酬改定では、安全対策に係
る体制評価を行い、新たな事故報告の様式について周知を行うこととした。あわせて、令和
３年度介護報酬改定に関する審議報告では、事故の発生予防・再発防止の推進の観点から、
報告内容の分析や有効活用等についてどのような対応を図ることが適当なのか、今後検討
していくこととされた。
これを踏まえて、本事業では、介護現場における新たな事故報告様式の活用状況、報告され
ている事故情報の内容等に関する実態把握を行うとともに、報告された事故情報の分析や
活用のあり方についての検討に資する基礎資料を得るための調査を行う。
なお、ここでいう「介護事故」とは、施設側の責任の有無や、過誤か否かは問わず、死亡に
至った事例や何らかの治療が必要となった事例等を指すものであることに留意する必要が
ある。
２．調査客体
(ア)アンケート調査
【施設調査】
・ 介護老人福祉施設 無作為抽出
・ 介護老人保健施設 無作為抽出
・ 介護医療院 悉皆
【自治体調査】
・ 政令指定都市・中核市・市区町村 悉皆
・ 都道府県 悉皆
(イ)詳細調査
一部の市区町村を対象
３．調査項目
(ア)アンケート調査
【施設調査】
・ 安全管理体制にかかる加算・減算の状況
・ 安全管理体制の整備状況（安全対策担当者、事故発生の防止のための指針やマニュア
ル、事故発生の防止のための委員会、研修等）
・ 介護事故情報およびヒヤリ・ハットの整理・分析・活用状況
・ 市区町村への介護事故の報告状況 等

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