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【参考1】新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き 第10.0版 (24 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00416.html |
出典情報 | 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第 10.0 版」の 周知について(8/21付 事務連絡)《厚生労働省》 |
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●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 10.0 版 ●4 重症度分類とマネジメント
2 外来診療
〇 重症化リスクの低い(図 4-2)軽症の患者では,特別な医療によらなくても,経過観察のみ
で自然に軽快することが多い.
〇 重症度評価のため,パルスオキシメーターにより SpO2 を測定することが望ましい.
〇 重症化リスクの高い患者では,診断時は軽症と判断されても,発症後数日から 2 週目までに
病状が進行することがある.
〇 重症化リスクの高い患者に対して,早期に抗ウイルス薬を投与することは,入院や死亡を減
らすことが期待される.
成人の外来診療における抗ウイルス薬の選択
モルヌピラビル
レムデシビル
発症から5日以内
発症から7日以内
2
(禁忌)
本剤の成分に過敏症
(禁忌)
本剤の成分に過敏症
妊婦・妊娠可能女性
1
発症から
3〜7日以内
かつ
病状の進行が
予期される
① 高度な腎機能障害または
併用薬が禁忌に該当する
ため,ニルマトレルビル
/リトナビルが使用で
きない場合
② 通院による点滴治療が困
難なため,レムデシビル
が使用できない場合
③ 高熱・呼吸困難・強い倦
怠感/咳/咽頭痛などが
ある場合
ニルマトレルビル/
リトナビル
軽症〜中等症Ⅰ
かつ
自宅療養可能
発症から5日以内
(禁忌)
本剤の成分に過敏症
高度な腎機能障害
特定の薬剤を投与中
高
い
重症化リスク
Yes
低
い
No
エンシトレルビル
発症から3日以内
対症療法
対症療法
3
(禁忌)
本剤の成分に過敏症
妊婦・妊娠可能女性
特定の薬剤を投与中
腎または肝機能障害+
コルヒチンを投与中
〈参考〉
・NIH. COVID-19 treatment guidelines, 21 July 2023.
・WHO. Therapeutics and COVID-19: living guideline, 13 Jan 2023.
・日本感染症学会.COVID-19 に対する薬物治療の考え方 第 15.1 版 , 14 Feb 2023.
〇 解熱鎮痛薬や鎮咳薬などの対症療法を必要に応じて行う(非ステロイド性抗炎症薬が COVID-19
の予後を悪化させるというエビデンスはない)
.
〇 軽症〜中等症Ⅰの患者に対し,ステロイド薬は使用すべきではない.ただし,他疾患で使用
中のステロイド薬を中止する必要はない.
〇 発症から 5 日間,かつ症状軽快から 1 日以上経過するまで,人との接触はできるだけ避けるよ
う指導する.同居家族がいる場合には生活空間を分けること,マスク着用や手洗いの励行を
指導する.
〇 急性期の症状が遷延したり再燃する場合には,医療機関を受診するよう指導する.発症から
3 カ月を経過しても,何らかの症状が 2 カ月以上持続しており,他に明らかな原因がない場
合には,罹患後症状を疑う.
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2 外来診療
〇 重症化リスクの低い(図 4-2)軽症の患者では,特別な医療によらなくても,経過観察のみ
で自然に軽快することが多い.
〇 重症度評価のため,パルスオキシメーターにより SpO2 を測定することが望ましい.
〇 重症化リスクの高い患者では,診断時は軽症と判断されても,発症後数日から 2 週目までに
病状が進行することがある.
〇 重症化リスクの高い患者に対して,早期に抗ウイルス薬を投与することは,入院や死亡を減
らすことが期待される.
成人の外来診療における抗ウイルス薬の選択
モルヌピラビル
レムデシビル
発症から5日以内
発症から7日以内
2
(禁忌)
本剤の成分に過敏症
(禁忌)
本剤の成分に過敏症
妊婦・妊娠可能女性
1
発症から
3〜7日以内
かつ
病状の進行が
予期される
① 高度な腎機能障害または
併用薬が禁忌に該当する
ため,ニルマトレルビル
/リトナビルが使用で
きない場合
② 通院による点滴治療が困
難なため,レムデシビル
が使用できない場合
③ 高熱・呼吸困難・強い倦
怠感/咳/咽頭痛などが
ある場合
ニルマトレルビル/
リトナビル
軽症〜中等症Ⅰ
かつ
自宅療養可能
発症から5日以内
(禁忌)
本剤の成分に過敏症
高度な腎機能障害
特定の薬剤を投与中
高
い
重症化リスク
Yes
低
い
No
エンシトレルビル
発症から3日以内
対症療法
対症療法
3
(禁忌)
本剤の成分に過敏症
妊婦・妊娠可能女性
特定の薬剤を投与中
腎または肝機能障害+
コルヒチンを投与中
〈参考〉
・NIH. COVID-19 treatment guidelines, 21 July 2023.
・WHO. Therapeutics and COVID-19: living guideline, 13 Jan 2023.
・日本感染症学会.COVID-19 に対する薬物治療の考え方 第 15.1 版 , 14 Feb 2023.
〇 解熱鎮痛薬や鎮咳薬などの対症療法を必要に応じて行う(非ステロイド性抗炎症薬が COVID-19
の予後を悪化させるというエビデンスはない)
.
〇 軽症〜中等症Ⅰの患者に対し,ステロイド薬は使用すべきではない.ただし,他疾患で使用
中のステロイド薬を中止する必要はない.
〇 発症から 5 日間,かつ症状軽快から 1 日以上経過するまで,人との接触はできるだけ避けるよ
う指導する.同居家族がいる場合には生活空間を分けること,マスク着用や手洗いの励行を
指導する.
〇 急性期の症状が遷延したり再燃する場合には,医療機関を受診するよう指導する.発症から
3 カ月を経過しても,何らかの症状が 2 カ月以上持続しており,他に明らかな原因がない場
合には,罹患後症状を疑う.
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