第168回医療保険部会資料(全体版) (76 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35483.html |
出典情報 | 社会保障審議会 医療保険部会(第168回 9/29)《厚生労働省》 |
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第126回医療保険部会 資料2
薬剤自己負担引上げに関するこれまでの医療保険部会での主な意見
第99回医療保険部会(平成28年10月26日)
【スイッチOTC化された医療用医薬品に係る保険償還率の在り方に関する主な意見】
〇 OTC化されたら保険給付率の変更ではなく、保険適用から外すというのが本来あるべき姿ではないか。
〇 多剤服用や残薬対策という観点から服薬量を減らしつつ、健康寿命を延伸することが望ましい。例えば、基礎疾患は処方箋薬
で治療し、軽度な疾病については医療用医薬品からOTC医薬品の配合剤への置き換えを促す仕組みや、セルフメディケーション
税制の対象をOTC薬全般に拡大させ、OTC医薬品で治療することを促す取組みをお願いしたい。
〇 スイッチOTC医薬品の保険給付率を下げると、高薬価な医薬品へ処方がシフトすることが考えられ、安くて、安全性が確立した
医薬品が医療保険の中で使いにくくなるのではないか。その結果スイッチ化が抑制されてしまう可能性もある。
〇 基本的に薬を保険でカバーするか否かは、薬の有効性や必須性などの観点から決められるべきで、既にスイッチOTC医薬品
があるか否かで議論すべきでない。給付率を引き下げるとセルフメディケーションを促進する可能性はあるが、財政効果は短期
的なものであり、長期的な効果は見込めないのではないか。
〇 平成14年の健保法等改正法の附則における7割給付を維持するという観点から、慎重に検討する必要がある。
〇 保険給付率の引き下げについては、どのような考え方でスイッチOTC化された医薬品だけを対象とするのか。処方量を勘案す
る必要はないのかなど、もう少し詳細に議論していく必要がある。
〇 スイッチOTC化されたものに限らず、市販品類似薬や軽度の薬剤については、保険収載から外すこと、フランスのように保険給
付割合変えることなどについても今後議論していく必要がある。
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