参考資料1 第41回障害福祉サービス等報酬改定検討チーム資料(第138回障害者部会参考資料5)[7.7MB] (122 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36795.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 社会保障審議会(第139回 12/11)こども家庭審議会障害児支援部会(第4回 12/11)(合同開催)《厚生労働省》 |
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(論点3 参考資料⑦)
令和4年度障害者総合福祉推進事業「通所サービス事業所における食事の提供に係る他制度比較に関する調査研究」の文献調査に
よると、障害児者については、一般の児者と比較してBMIの値が有意に高いことが先行研究において指摘がされている。
令和4年度障害者総合福祉推進事業「通所サービス事業所における食事の提供に係る他制度比較に関する
調査研究」報告書(抜粋)
増田・田高・渡部・大重(2012) では、日本のある地域の 5 通所施設・相談施設に通う男女39人を対象に、
BMI、食事、活動についての面接調査を行った結果、対象者のBMIの平均値は一般成人と比較すると男女とも
有意に高く、対象者の身体活動レベルも一般成人に比べて低い者の割合が有意に高いことを報告している。知
的障害者に疾患が発生した場合には、自力で通院や服薬、疾患コントロールを行うことは困難が多いこと、医
師等病院スタッフからは知的障害者との治療上のコミュニケーションが困難である可能性についても言及し、
一般成人においてと同等かそれ以上に、地域で暮らす知的障害者の肥満予防が重要な課題であるとされている。
作田・尾ノ井・米倉ほか(2014) は、兵庫県、大阪府京都府、奈良県の知的障害児通園施設(6施設)を2009
年に利用している1~5歳までの知的障害児とその保護者を対象に食生活状況を一般児と比較し、「主食」、
「主菜」、「副菜」が揃った食事が摂れていない割合が一般児よりも有意に高いこと、男児に肥満傾向がみら
れ、男児では女児に比較して食事に問題がある、食事中にテレビを見ていると回答した保護者の割合が有意に
高いとしている。
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