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参考資料1 第41回障害福祉サービス等報酬改定検討チーム資料(第138回障害者部会参考資料5)[7.7MB] (75 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36795.html
出典情報 厚生科学審議会 社会保障審議会(第139回 12/11)こども家庭審議会障害児支援部会(第4回 12/11)(合同開催)《厚生労働省》
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(論点4参考資料① )

高次脳機能障害について
高次脳機能障害とは
○ 高次脳機能障害とは、学術的には脳損傷(※)に起因する認知障害全般を指し、失語・失行・失認のほか、記憶
障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などが含まれる。※外傷性脳損傷や脳血管障害など
○ 一方、高次脳機能障害支援モデル事業(平成13年に開始)において集積された脳損傷者のデータを分析した
結果、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などの認知障害を主たる要因として、日常生活及び
社会生活への適応に困難を有する一群が存在し、これらの者への支援対策を推進する観点から、行政的にこの一群が
示す認知障害を「高次脳機能障害」と呼ぶこととされている。
○ また、この障害を有する者を「高次脳機能障害者」と呼ぶこととされており、その診断基準が定められている。

患者数

日本全国で約27万人と推計されている。(平成13~17年、高次脳機能障害モデル事業)

具体的症状
記憶障害
物の置き場所を忘れたり、新しい出来事を覚えていられなく
なること。
そのために何度も同じことを繰り返したり質問したりする。
注意障害
ぼんやりしていて、何かをするとミスばかりする。二つのこ
とを同時にしようとすると混乱する。
遂行機能障害
自分で計画を立てて物事を実行することができない。行きあ
たりばったりの行動をする。

社会的行動障害
興奮する、暴力を振るったり、思い通りにならないと、
大声を出す。自己中心的になる。
病識欠如
自分が障害を持っていることに対する認識がうまくでき
ない。障害がないかのようにふるまったり、言ったりする。

出典:「高次脳機能障害診断基準」
厚生労働省障害保健福祉部、国立障害者リハビリテーションセンター

平成16年)

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